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2026年9月 10件
祭事 中部
9月1日〜9月3日
おわら風の盆
富山県富山市八尾町
夕暮れが来ると、八尾の町は変わる。 ぼんぼりに灯が入って、胡弓と三味線の音が坂の上から流れてくる。 編み笠を目深に被った踊り手たちが、越中おわら節に合わせてゆっくりと町を流していく。 おわら風の盆は、元禄の時代から三百年以上続く行
祭事 中部
9月2日〜9月4日
敦賀まつり・氣比神宮例大祭
福井県敦賀市曙町11-68 氣比神宮ほか市内一円
敦賀のまつりは、九月二日の宵からはじまって、四日までつづきます。二日が宵宮、三日が神幸祭、四日が例大祭。そのあとも後祭がしばらく残るので、氣比の長まつり、と呼ばれてきました。 山車に乗っているのは、戦国の武将の人形です。等身大で、能面をつ
祭事 沖縄
9月5日〜9月6日
沖縄全島エイサーまつり
沖縄県沖縄市諸見里(コザ運動公園陸上競技場ほか)
先祖を送るための踊りが、夜を埋める。 旧盆が明けると、沖縄ではエイサーが始まる。 太鼓を打ち、三線の音にのせて、若者たちが先祖の魂を送り出す。 もとは、集落ごとの行事だった。それが戦後、各地の青年会が一堂に会する「全島エイサーまつり」になっ
祭事 中部
9月11日〜9月12日
片貝まつり奉納大煙火
新潟県小千谷市片貝町(浅原神社)
世界一の花火が、ここにある。 四尺玉。重さ四百二十キロ。直径八百メートルの大輪。ギネスにも載った、世界最大の打ち上げ花火。上げるのは、人口わずか数千の小さな町。 三尺玉発祥の地。花火はすべて、浅原神社への奉納。生まれた子のため、亡くなっ
祭事 東北
9月11日〜9月13日
花巻まつり
岩手県花巻市(花巻駅周辺市街地)
ひとつの祭りに、いくつもの踊りが集まる。 岩手・花巻の秋。神楽、鹿踊、花巻ばやし、風流山車、神輿。三日間、町が芸能で埋まる。 なかでも、鹿踊。頭に鹿の角、背に長いささらを背負った踊り手が、太鼓を打ちながら跳ねる。東北だけの、独特の芸能だ。
祭事 近畿
9月12日〜9月13日
岸和田だんじり祭
大阪府岸和田市岸城町(岸城神社ほか市内一円)
曲がり角を、全速力で曲がる。 大阪・岸和田。だんじり祭。重さ四トンを超える地車を、数百人の男たちが、走らせる。 見せ場は「やりまわし」。交差点を、速度を落とさず、一気に直角に曲がる。地車が傾く。屋根の上で大工方が舞う。見る者が、息をのむ。
祭事 関東
9月18日〜9月19日
小室浅間神社 流鏑馬祭り
山梨県富士吉田市下吉田5221 小室浅間神社
流鏑馬というと、馬に乗って的を射るものだと思いますよね。富士吉田の小室浅間神社のそれは、ちょっとちがうんです。 見るのは、的ではありません。馬が走ったあとに残った、蹄のあとを見る。 占人(うらびと)と呼ばれる人がいて、その家に代々つたわ
祭事 東北
9月19日〜9月23日
会津まつり
福島県会津若松市(鶴ヶ城および市内中心部)
敗者の町が、誇りを忘れない。 福島・会津若松。会津まつり。鶴ヶ城を背景に、藩公行列が町を練り歩く。 会津は、幕末の戊辰戦争で、最後まで幕府側として戦った。そして、敗れた。 少年たちの部隊・白虎隊。彼らは、城が燃えていると思い込み、飯盛山で自
祭事 関東
9月19日〜9月21日
石岡のおまつり
茨城県石岡市 常陸國總社宮・市街中心部
獅子が、町を練る。 茨城・石岡。九月、敬老の日をしめくくりに、三日間の祭りが立つ。正式には、常陸國總社宮の例大祭。地元では「石岡のおまつり」。関東三大祭の一つに数えられる。 見どころは、三つ。まず、十六菊花紋をあしらった格式高い大神輿。
祭事 関東
9月23日〜9月24日
大原はだか祭り
千葉県いすみ市 大原海水浴場・大原中央商店街・大原小学校ほか
九月二十三日の昼すぎ、いすみの海に神輿が入っていきます。 大原、東海、浪花の三つの地区から神社が集まって、担ぎ手はさらしを巻いただけの姿。波の中でもみあって、神輿を放り上げる。汐ふみ、といいます。 荒っぽい一日なんです。ところが日が暮れ
2026年10月 13件
祭事 東北
10月3日〜10月3日
東松島秋まつり
宮城県東松島市(矢本駅前・商工会周辺〜県道247号)
青の街の、秋。 宮城・東松島。航空自衛隊松島基地のある街。空にはいつも、ブルーインパルスがいる。 二〇一一年、津波がここまで来た。基地は水につかった。ブルーインパルスは遠征先にいて無事だったが、帰る場所を失った。青い機体がこの空にもどる
祭事 東北
10月3日〜10月3日
大曲の花火 —秋の章—
秋田県大仙市(雄物川河川敷)
夏とはちがう花火が、ここにある。 八月の全国花火競技大会は、日本一を決める夜。 十月の秋の章は、競わない夜。 創造花火。形にとらわれない花火。その発祥の地が、大曲。 地元の花火師が集まって、毎年ちがうテーマで、実験する。 秋の空気は、
祭事 東北
10月4日〜10月6日
二本松の提灯祭り
福島県二本松市 二本松神社・市街中心部
提灯に、火が移る。 福島・二本松。秋の夜、七つの町内から太鼓台が繰り出す。一台に、三百あまりの紅提灯。二本松神社のかがり火が、その提灯へ移されると、祭りははじまる。 起源は、約三百七十年前。二本松藩主・丹羽光重公が二本松神社を祀り、領民
祭事 九州
10月7日〜10月9日
長崎くんち
長崎市上西山町18-15(諏訪神社)
龍が、来る。 毎年10月、諏訪神社の石段を、龍が降りてくる。 中国人町から伝わった踊りだ。400年前のことだ。 南蛮船も来た。ポルトガルの記憶が、木と漆で再現されて、大勢の男たちに担がれて、街を進む。 長崎は、ずっとそういう街だった
祭事 中国
10月9日〜10月11日
金刀比羅宮例大祭
香川県仲多度郡琴平町892-1(金刀比羅宮)
こんぴらさん、と呼ばれてきた。海の神様。香川県琴平町、象頭山の中腹。本宮までは、石段七百八十五段。 十月、その石段が祭の道になる。例大祭。三日間の真ん中の夜、御神幸。神輿と頭人行列が、灯りを提げて山を下りる。平安の装束が、夜の門前町をしずし
祭事 中部
10月9日〜10月10日
秋の高山祭(八幡祭)
岐阜県高山市八幡町519(櫻山八幡宮)
同じ町。同じ屋台。違う季節。 春の山王祭とならぶ、飛騨・高山の秋祭り。櫻山八幡宮の例祭。十一台の屋台が、紅葉の城下町を巡る。 春とは別の屋台が出る。それも、楽しみのひとつ。 なかでも「布袋台」のからくり。二体の唐子人形が、綱を渡る。布袋様の
祭事 沖縄
10月10日〜10月12日
那覇大綱挽まつり
沖縄県那覇市久茂地(国道58号久茂地交差点)
全長二百メートルの綱を、みんなで引く。 沖縄・那覇。大綱挽。世界一の藁の綱として、ギネスに認定されている。重さ、四十トン。 東西に分かれて、引く。引き手は、観光客も、地元の人も、誰でもいい。号砲とともに、数万人が、いっせいに綱を握る。 勝敗
祭事 中国 西
10月14日〜10月17日
西条祭り
愛媛県西条市大町(伊曽乃神社ほか)
だんじりが、川に入る。 四国・西条の秋。金糸銀糸で飾られた屋台「だんじり」と神輿が、あわせて百数十台。その数、四国随一。 提灯を満載しただんじりが、夜の町を流れていく。動く宝石、とでも言おうか。 起源は江戸時代。石鎚山の信仰と結びついた、伊
祭事 近畿
10月14日〜10月15日
灘のけんか祭り
兵庫県姫路市白浜町(松原八幡神社)
神輿を、ぶつけて、壊す。 兵庫・姫路の灘地区。けんか祭り。三基の神輿を、力の限り、ぶつけ合う。 なぜ壊すのか。 激しくぶつけ、傷つくほど、神が喜ぶ。そう信じられてきた。荒々しさが、そのまま祈りなのだ。 白い締め込み姿の男たちが、神輿を担ぐ。
祭事 近畿
10月15日〜10月16日
熊野速玉大社例大祭・御船祭
和歌山県新宮市新宮1番地(熊野速玉大社・熊野川)
川の参詣道、という言い方がある。熊野川のことだ。 十月十六日、和歌山県新宮市。熊野速玉大社の神が、神輿で川原へ下りる。そこから先は、船。朱塗りの神幸船が、中洲の御船島をめざす。 その前を、九隻の早船が競う。地区ごとに漕ぎ手を出し、一年を漕ぎ
祭事 中国
10月16日〜10月18日
新居浜太鼓祭り
秋になると、男たちが太鼓台の下に集まる。 愛媛・新居浜。重さ約三トン、高さ五メートル半、長さ十二メートルの太鼓台。金糸の刺繍に覆われた巨大な山車を、最大百五十人のかき夫が、肩で担ぐ。祭りのあいだ、車輪を外す。人の力だけで、持ちあげる。
祭事 関東
10月17日〜10月18日
川越まつり
蔵造りの町を、山車が行く。 川越。江戸の面影を残す、小江戸。黒い蔵造りの商家が、いまも軒を連ねる。その通りを、背の高い山車が、ぎりぎりで抜けていく。 山車の上に、からくり人形。家康、鯉、天女。各町が、自慢の山車を持ち寄る。総数、二十九台。
祭事 九州
10月23日〜10月24日
博多おくんち
福岡県福岡市博多区 櫛田神社・博多中心部
秋に、感謝する祭り。 福岡・博多。十月、博多の総鎮守・櫛田神社で、秋の大祭が行われる。名を、博多おくんち。長崎くんち、唐津くんちとならぶ、日本三大くんちの一つ。 夏の博多祇園山笠が、疫病を払う荒々しい祭りなら、こちらは静かだ。秋の実りへ
2026年11月 5件
祭事 九州
11月2日〜11月4日
唐津くんち
唐津市南城内3-13(唐津神社)
獅子、兜、鯛、飛龍、浦島太郎——14台の曳山それぞれに名前があり、物語がある。 和紙を何重にも貼り重ね、漆で仕上げた巨大な漆芸品。高さ7メートル以上、 重さ2〜3トン。江戸時代から受け継がれてきた、職人の技の結晶だ。 唐津くんちは、唐
祭事 九州
11月3日〜11月3日
弥五郎どん祭り
鹿児島県曽於市大隅町岩川(岩川八幡神社)
身の丈四メートル八十五センチ。大男がひとり、年に一度だけ町へ出る。 十一月三日、鹿児島県曽於市大隅町。弥五郎どん祭り。未明の触れ太鼓で目を覚まし、昼、二十五反の梅染めの衣をまとって浜下りへ。大刀と小刀を差した姿は、朝廷に抗った隼人の首長とも
祭事 関東
11月7日〜11月7日
土浦全国花火競技大会
茨城県土浦市(桜川河畔)
花火師の、本気を見る。 大正十四年から続く競技大会。全国から選ばれた煙火師が、内閣総理大臣賞をめざす。秋の夜空が、審査の舞台になる。 スターマイン、十号玉、創造花火。三部門すべてが真剣勝負。ここで勝った花火が、翌年の夏、日本じゅうの空に
祭事 九州
11月22日〜11月23日
八代妙見祭
熊本県八代市妙見町(八代神社)ほか市中心部
亀と蛇がひとつになった生き物がいる。亀蛇。土地の人は、ガメと呼ぶ。 中国から渡ってきた妙見神を、背に乗せて海を越えた。そう伝わる霊獣だ。 十一月二十三日、熊本県八代市。妙見祭の神幸行列に、そのガメが現れる。大きな頭を振り回し、走り、群衆に突
祭事 四国
11月22日〜11月24日
一條大祭
高知県四万十市中村本町1-11 一條神社
京から落ちてきた人の記憶を、京の火でたしかめ直す。 高知県四万十市、旧中村。応仁の乱を避けて下向した前関白・一條教房から、土佐一條氏は四代にわたってこの町の文化と経済をつくった。碁盤の目の町割りも、地名の「京町」「鴨川」も、その名残だとい
2027年1月 7件
祭事 東北
1月2日〜1月2日
大日堂舞楽
秋田県鹿角市八幡平字堂の上16 大日霊貴神社
一月二日の朝、まだ暗いうちに、鹿角の四つの集落で舞がはじまります。それぞれの集落がじぶんの受け持ちの舞を持っていて、雪の道をあるいて大日堂へあつまってくる。夜が明けるころ、ひとつの祭りになるんです。 土地の人はこれを舞楽と呼びません。ザイ
祭事 近畿 西
1月9日〜1月11日
西宮十日えびす
兵庫県西宮市社家町1-17(西宮神社)
走って、一番福を、つかむ。 兵庫・西宮。全国に三千社あるえびす神社の総本社。一月十日、十日えびす。商売繁盛の神を祀る。 有名なのは、十日の早朝。「開門神事福男選び」。 午前六時。表大門が開く。待ち構えていた数千人が、いっせいに走り出す。本殿
祭事 中部
1月9日〜1月11日
長浜十日戎
滋賀県長浜市南呉服町6-37 豊国神社
長浜の豊国神社は、この町をひらいた秀吉さんを祀っています。それで江戸のはじめ、おかみに睨まれて、社を壊されてしまいました。 町の人の返事がいいんです。恵比須さまを表に立てて、その奥にそっと秀吉さんを隠した。商いの神さまを拝んでいるだけです
祭事 東北
1月14日〜1月14日
坂下初市 奇祭 大俵引き
福島県河沼郡会津坂下町 町役場前メインストリート
会津坂下の一月十四日は、この町の元日なんです。暦のうえではとっくに年が明けているのに、そういうことになっている。 町のまんなかの通りに、大きな俵が置かれます。大人が両手をひろげても足りないくらいの、ずいぶんと大きなものです。下帯ひとつの男
祭事 中部
1月14日〜1月15日
新野の雪祭り
長野県下伊那郡阿南町新野(伊豆神社)
雪は、豊作の予兆。だから神様に、雪を見せて祝う。 長野県阿南町、新野。一月十四日の夜から十五日の朝まで、伊豆神社で夜通し続く祭がある。新野の雪祭り。松明の火の粉が舞う境内に、幸法、茂登喜、競馬、鎮めの翁。仮面の神々が次々に現れ、田楽と神楽と
祭事 中部
1月15日〜1月15日
むこ投げ・すみ塗り
新潟県十日町市松之山湯本 松之山温泉薬師堂
松之山の温泉街のいちばん奥に、薬師堂があります。冬は雪にすっぽり埋まる、急な石段の上のお堂です。その境内から、去年結婚したばかりのお婿さんが、雪の斜面へぽーんと投げられるんです。 はじまりの言い伝えは、村の娘をよそへとられた若い衆のくやし
祭事 近畿
1月20日〜2月28日
灘の酒蔵開き
海と山の、あいだの細い帯。 神戸、灘五郷。日本最大の酒どころ。全国の酒の、四分の一をつくる。六甲おろしの寒風と、宮水と呼ばれる硬水。酒づくりに必要なものが、この狭い土地に、たまたま揃った。 冬、新酒の季節。各蔵が、順番に蔵を開ける。搾りたて
2027年2月 10件
祭事 東北
2月1日〜2月2日
黒川能・王祇祭
鶴岡市黒川 春日神社
2月1日の夜が来ると、山形県鶴岡市の黒川集落に能が始まる。 蝋燭の灯りだけが揺れる舞台で、農民の子孫たちが500年以上伝えてきた型を演じる。 プロではない。黒川に生まれ、農を営みながら、この能を継いできた人たちだ。 観世流など現代
祭事 北海道
2月4日〜2月10日
さっぽろ雪まつり
北海道札幌市中央区大通西(大通公園ほか)
数日で消えるものを、人は、つくる。 二月の札幌。大通公園に、高さ十数メートルの雪像が並ぶ。寺院、外国の名所、その年の話題。すべて、雪と氷だけで彫られている。 市民が、自衛隊が、海外のチームが、数か月かけて準備し、数日かけて削り出す。 起源は
祭事 九州
2月6日〜2月20日
長崎ランタンフェスティバル
長崎県長崎市(新地中華街・中央公園ほか市内)
なぜ、日本の町が、こんなに赤いのか。 長崎・ランタンフェスティバル。旧正月。市内に、約一万五千個の中国提灯が灯る。町じゅうが、赤い光に染まる。 もともとは、長崎の中華街の人々が、旧正月を祝う行事だった。それが、今では市をあげての一大イベント
祭事 近畿
2月6日〜2月6日
御燈祭り
和歌山県新宮市神倉1-13-8(神倉神社)
山は火の川になる。 二月六日の夜、和歌山県新宮市。御燈祭り。白装束に荒縄を締めた男たちが、松明を持って神倉山に登る。その数、およそ二千人。 神倉神社は、熊野の神が最初に降りた場所と伝わる巨岩・ゴトビキ岩の社。五百三十八段の急な石段を、祭のあ
祭事 中部
2月7日〜2月8日
能登かき祭り
冬の海から、牡蠣が上がる。 能登、穴水。内海の、静かな湾。波が穏やかで、プランクトンが豊か。牡蠣が、ゆっくり身を太らせる。外海の荒さがない。だから、まろやか。一年かけて、ようやく食べごろ。 二月、かき祭り。炭火に網をのせ、殻ごと焼く。蒸気が
祭事 東北
2月8日〜2月9日
大内宿 雪まつり
茅葺きの屋根に、雪が積もる。 大内宿。会津と日光を結ぶ街道の、宿場町だった。江戸時代の町並みが、ほぼそのまま残る。茅葺きの家が、一本道の両側に、四十軒あまり並ぶ。 二月、雪まつり。雪で灯籠をつくり、なかに火を入れる。夜、雪の道に、ぽつぽつと
祭事 四国
2月9日〜2月11日
秋葉まつり
高知県吾川郡仁淀川町別枝
山の道を、二百人が一日かけて歩く。 高知県仁淀川町の別枝。二月の九日から三日間、岩屋神社から市川家、そして秋葉神社へ、御神体が山を移っていく。最終日の十一日、鼻高を先頭に、本村・霧之窪・沢渡の三つの集落から行列が出る。三キロの山径を、朝か
祭事 中国 椿
2月13日〜2月15日
椿まつり
愛媛県松山市居相2-2-1 伊豫豆比古命神社
初日の午前零時、大太鼓が鳴る。そこから七十二時間、昼も夜も止まらない。 愛媛県松山市、伊豫豆比古命神社。地元では椿さん、と呼ぶ。愛媛の県名のもとになった愛比売命も、ここに祀られている。旧暦一月七日から三日間、参道の県道一キロが通行止めにな
祭事 その他
2月14日〜3月7日
五島椿まつり
長崎県五島市(福江島ほか五島列島各地)
島が、椿で埋まる。 長崎・五島列島。東シナ海に浮かぶ、大小百四十あまりの島々。 冬から早春。島は、野生のヤブツバキで覆われる。その数、約一千万本。赤い花が、海風のなかで揺れる。 椿は、この島の暮らしそのものだ。種から椿油を搾り、髪に、料理に
祭事 九州
2月28日〜2月28日
木原不動尊 春季大祭
熊本県熊本市南区富合町木原2040(雁回山 長寿寺)
二月の終わりに、火の上を裸足で歩く。 熊本市南区富合町。正式には雁回山長寿寺だが、木原不動尊と呼ばれている。成田山、目黒不動と並ぶ日本三大不動尊のひとつだそうだ。九州にあることを、あまり知られていない気がする。 春季大祭は毎年二月二十八
いつでも
祭事 中部
例年7月中旬〜9月上旬(約30夜)
郡上おどり
岐阜県郡上市八幡町島谷(郡上八幡城下町)
夏の夜、城下町に音楽が鳴りはじめる。 するといつの間にか、知らない人たちと一緒に踊っている。 見る祭りではない。踊る祭りだ。 7月11日から9月5日まで、31夜にわたって続く。 クライマックスは8月13〜16日の徹夜おどり。夜が明け
祭事 東北
通年
日本のふるさと遠野まつり
遠野市新穀町(遠野市街地・遠野郷八幡宮)
遠野は、日本の農村がどんな姿をしていたかを、いまも体に持っている土地だ。 柳田國男が『遠野物語』に書き記した119の話は、この盆地の山と川と集落から集められた。 カッパ、座敷わらし、神隠し。異界との境が、日常のすぐそばにあった世界。
祭事 東北
通年
なまはげ柴灯まつり
男鹿市北浦真山 真山神社
男鹿半島の冬は、深い。日本海からの風が吹き込み、真山神社の杉林は雪をかぶる。 2月の第2週末、その境内に火が焚かれる。 なまはげは、秋田県男鹿地方に伝わる来訪神だ。 大晦日の夜、「泣く子はいねがー」と叫びながら家々を巡り、怠け者を
祭事 東北
通年
相馬野馬追
南相馬市・相馬市(雲雀ヶ原祭場地ほか)
千年以上前、平将門が野馬を敵兵に見立てて軍事訓練をしたのが始まりだという。 それが今も、福島の浜通りで続いている。 甲冑を着た約400騎の騎馬武者が、旗指物を背に野原を疾走する。 雲雀ヶ原祭場地での甲冑競馬、神旗争奪戦。 最
祭事 中部
毎日
小千谷闘牛(牛の角突き)
新潟県小千谷市小栗山(小千谷闘牛場)
勝負は、つけない。 越後の山あいに、千年近く続くという「牛の角突き」。一トン近い牛と牛が、土俵で角を突き合わせる。 だが、小千谷では決着をつけない。決まりそうになると、「勢子」と呼ばれる男たちが割って入る。必ず、引き分けにする。 なぜか。
祭事 中国
毎日
石見神楽
島根県西部(浜田市・益田市・大田市ほか石見地方各地)
蛇が、火を噴く。 島根の西、石見地方の神楽。神話を、面と衣装と囃子で舞う。 有名なのは「八岐大蛇」。胴の長い大蛇が、何匹も出てくる。絡み合い、のたうち、舞台を埋め尽くす。子どもが泣き、大人が身を乗り出す。 起源は古い。神への奉納の舞として、
祭事 九州
毎年11月中旬〜2月上旬
高千穂の夜神楽
宮崎県西臼杵郡高千穂町(高千穂神社ほか町内各集落)
神話が生まれた土地で、夜通し舞う。 宮崎・高千穂。天孫降臨の地とされる。神々が、地上に降り立った場所。 冬になると、各集落で「夜神楽」が始まる。氏神を民家や公民館に迎え、夕方から翌朝まで、三十三番の神楽を、夜通し舞う。 演目には、天岩戸の神
祭事 中国
毎年7月
津和野・鷺舞
島根県鹿足郡津和野町、弥栄神社
白鷺が、水の上を歩く。 島根・津和野。山陰の奥、小さな城下町。白壁と堀の街に、夏が来ると神事がやってくる。 白鷺に扮した舞手が、川の浅瀬に立つ。翼を広げ、水面をなぞるように動く。音楽はない。言葉もない。動きだけがある。 鷺は、水と陸の
祭事 中国
毎年6月第1金・土・日
広島・とうかさん
広島市中区三川町、圓隆寺
浴衣を、着る理由。 広島・とうかさん。圓隆寺の夏の縁日だ。6月の第1週末、中心街が歩行者天国になる。浴衣姿の人たちが、夜の広島を歩く。 この日のために、タンスから出す人がいる。この夜のために、着付けを覚えた人がいる。 50万人が3日間
祭事 近畿
毎年8月第2土曜
鳥取・しゃんしゃん祭
鳥取市中心市街地
しゃんしゃん、という音がする。 それが名前の由来だ。鈴の音。傘についた鈴の音が、鳥取の夜に響く。 8月の第2土曜、中心街に踊り手が集まる。傘を持ち、腰を振り、鈴を鳴らす。数千人が一斉に。その音の波が、通りを満たす。 見ているだけで体が
祭事 北海道
毎年1月下旬〜3月中旬
層雲峡・氷瀑まつり
北海道上川郡上川町層雲峡温泉
1月、渓谷に氷の宮殿ができる。 北海道・層雲峡。大雪山の奥、断崖に挟まれた峡谷。冬になると、別の場所になる。 氷と雪でできた構造物が、松明の炎に照らされる。花火が渓谷の壁に響く。温泉の湯気が漂う。マイナス20度の夜に、炎と光がある。
祭事 九州
毎年12月第2土曜日前後
都城・師走まつり
宮崎県都城市、霧島神宮ほか
12月、霧島の神が山を降りてくる。 宮崎・都城。焼酎と牛肉の産地として知られる、南九州の農業都市。観光地としては、知られていない。でも、年の瀬になると、この街は変わる。 霧島神宮の師走祭りに合わせて、神輿が街を練り歩く。奉納芸能が続く。
祭事 東北
毎年2月中旬の金・土
会津・絵ろうそくまつり
福島県会津若松市、鶴ヶ城・御薬園ほか
2月の会津に、花が咲く。 ろうそくの花だ。 会津の絵ろうそくは、漆塗りの台座に牡丹や菊が描かれた工芸品。その炎が、冬の城下町の各所に灯される。鶴ヶ城の石垣のそばに。御薬園の池のほとりに。白虎隊が散った飯盛山に。 雪の上で、色とりどりの
祭事 東北
毎年5月3〜5日
水沢・みちのく藤原まつり
岩手県奥州市水沢
5月の岩手に、平安の都が現れる。 奥州市水沢。かつて奥州藤原氏が栄えた地。12世紀、ここに東北独立の文化圏があった。黄金の都。京都と並んで称された繁栄。 ゴールデンウィーク、武者と姫の行列が街を歩く。甲冑、狩衣、平安の衣装。現代の商店街
祭事 関東
毎年4月13〜17日
日光・弥生祭
栃木県日光市、二荒山神社
日光には、もうひとつの春がある。 ほとんどの人は、東照宮を見に来る。金と漆と彫刻の、あの圧倒的な建築のために。 弥生祭は、その隣にある神社の話だ。二荒山神社。東照宮より古く、派手さとは無縁の場所。 4月の5日間、ここで春の例大祭が行わ
祭事 中部
毎年4月19・20日
飛騨・古川祭
岐阜県飛騨市古川町、気多若宮神社
夜明け前の3時に、太鼓が鳴り始める。 岐阜・古川。白壁の土蔵が続く、飛騨の静かな町。その町が、4月の19日と20日だけ、激しくなる。 起し太鼓。上半身裸の男たちが大太鼓に乗り、町中を回って町民を起こしてまわる。4月の飛騨の夜は冷える。そ
祭事 その他
毎年10月第2土・日
対馬・厳原八幡宮秋祭り
長崎県対馬市厳原町、八幡宮神社
晴れた日には、韓国が見える。 長崎・対馬。九州本土よりも、釜山の方が近い島。日本でありながら、日本だけではない場所。 江戸時代、この島は日本と朝鮮の唯一の外交窓口だった。その記憶が、秋祭りに出てくる。朝鮮通信使を再現した行列が、厳原の街
祭事 沖縄
旧暦12月頃(日程非公表)
宮古島・パーントゥ
沖縄県宮古島市上野野原
全身に泥を塗った神が、現れる。 沖縄・宮古島。島尻と野原の集落で、年に一度だけ起こること。 神聖な井戸の泥を全身に塗り、仮面をつけた者が村を歩く。それがパーントゥだ。出会った人に、泥を塗る。子どもも、老人も、赤ちゃんも、観光客も。逃げよ
祭事 関東
毎年7月(本祭)・10月(秋祭)
佐原・大祭
千葉県香取市佐原、諏訪神社・八坂神社
千葉に、江戸があった。 香取市佐原。利根川水運で栄えた商業都市。今も、白壁の蔵と運河の風景が残る。「小江戸」という名前は、観光用ではない。本当にそういう街なのだ。 ここに、山車が出る。大きな人形を乗せた山車が、蔵の間の細い路地をゆっくり
祭事 東北
毎年8月6・7日
能代・役七夕
秋田県能代市
24メートルの灯籠が、夜の街を動く。 秋田・能代。日本海に面した木材の港町。 8月6日と7日、「天空の不夜城」と呼ばれる巨大な灯籠が現れる。竹と和紙で作られた光の塔が、大通りを練り歩く。動かすために、何十人もの腕が要る。 東北の夏祭り
祭事 九州
毎年8月第1土曜
大分・府内戦紙
大分県大分市中央通り
戦国武将が、夜の大分に出てくる。 大分はかつて、府内と呼ばれた。キリシタン大名・大友宗麟の城下。南蛮文化が日本に入ってきた最初の窓口のひとつ。 その歴史を背景にした夏祭りが、府内戦紙だ。高さ10メートル近い武者の山車が、中央通りを練り歩
祭事 沖縄
旧暦6〜7月(島によって異なる)
八重山・豊年祭
沖縄県石垣市・竹富町(各島)
日本の端の島々で、神に収穫を感謝する。 沖縄・八重山諸島。竹富島、波照間島、小浜島、黒島。台湾に近い、南の果て。 旧暦の夏、各島が豊年祭を行う。踊りも衣装も演目も、島ごとに違う。それぞれの神がいて、それぞれの祈りがある。 外から入れな
祭事 東北
毎年8月第1金〜日(みちのく芸能まつり)
北上・鬼剣舞
岩手県北上市、みちのく芸能まつりほか
鬼が、剣を持って踊る。 岩手・北上。鬼剣舞は、鬼の面をつけた踊り手が、剣を手に激しく舞う民俗芸能だ。仏教の影響を受けた芸能で、悪霊を払う意味がある。 動きが速い。音が激しい。でも、よく見ると、その動きには深い意味がある。 8月の北上の
祭事 東北
毎年4月上旬〜中旬(桜の開花に合わせる)
大河原・一目千本桜
宮城県柴田郡大河原町、白石川堤
川沿い8キロ、桜が続く。 宮城・大河原町。白石川の堤に、約1200本の桜が植えられている。川と桜と、遠くに蔵王の山。 「一目千本」という名前の意味は、一目で千本見えること。それは誇張ではない。川の両岸に桜が連なる光景は、確かに圧倒的だ。
祭事 東北
毎年4月下旬(さくらまつり期間中)
天童・人間将棋
山形県天童市、舞鶴山公園
将棋の駒が、人間になる。 山形・天童。日本で最も多くの将棋の駒を生産する街。将棋の産地だから、こういう祭りがある。 人間将棋は、桜山の斜面を将棋の盤に見立て、武者装束の人たちが将棋の駒を演じる。プロ棋士が実際に指す指し手に合わせて、人間
祭事 東北
毎年12月上旬〜31日
仙台・光のページェント
宮城県仙台市青葉区定禅寺通り
12月の仙台に、光のトンネルができる。 宮城・仙台。定禅寺通りのケヤキ並木に、約60万球のLEDが灯される。ケヤキの枝が光で覆われ、通りがトンネルになる。 1986年に始まったイルミネーション。今では、東北最大の冬のイベントになっている
祭事 九州
毎年4月第3金〜日
牛深・ハイヤ祭り
熊本県天草市牛深町
漁師の踊りが、日本中に広まった。 熊本・天草・牛深。天草の南端、漁師の港。ここで生まれたハイヤ節が、船とともに日本各地に伝わり、各地の民謡になったという。 北海道のソーラン節、新潟のおけさ節。それらのルーツのひとつが、この牛深にある、と
祭事 九州
毎年10月第3土・日
飫肥・城下まつり
宮崎県日南市飫肥
九州の小京都で、時代行列が歩く。 宮崎・日南市飫肥。飫肥藩の城下町。石畳の路地、武家屋敷、杉の森。この小さな街には、江戸時代がまだある。 飫肥は「九州の小京都」と呼ばれる。でも京都より静かで、人が少ない。その静けさが、本物だ。 10月
祭事 九州
毎年2月下旬〜3月上旬
知覧・ひな祭り
鹿児島県南九州市知覧町
武家屋敷の部屋に、ひな人形が飾られる。 鹿児島・知覧。薩摩藩の武家屋敷群が今も残る街。庭が美しく、石垣が続く。 3月の近くになると、その武家屋敷の中に、ひな人形が並ぶ。江戸時代から伝わる古いものも、現代のものも、各家の伝統のものも。
祭事 その他
年数回(旧正月・敬老の日ほか)
徳之島・闘牛
鹿児島県大島郡徳之島町・天城町・伊仙町
牛が、牛と戦う。 鹿児島・徳之島。奄美群島の一島。この島には、闘牛の文化がある。 徳之島の闘牛は、スペインとは違う。牛が人と戦うのではなく、牛同士が戦う。勝負は、どちらかが逃げた時点で終わる。牛を傷つけることが目的ではない。 島の人た
祭事 中部
毎年9月第3土・日
追分宿・宿場まつり
長野県北佐久郡軽井沢町追分
二つの街道が分かれる場所に、宿場があった。 長野・軽井沢・追分。中山道と北国街道が分岐する場所。江戸時代、旅人がここで泊まった。馬子がいた。飯盛女がいた。 その追分で、9月に宿場まつりが開かれる。時代装束の行列、馬、追分節の民謡。かつて
祭事 北海道
通年(週末・祝日が中心)
帯広・ばんえい競馬
北海道帯広市西13条南9丁目、帯広競馬場
世界で唯一の競馬が、ここにある。 北海道・帯広。ばんえい競馬は、重種馬がソリを引いてゴールを目指す。普通の競馬とは全く違う。馬は速く走らない。重りを引いて、砂の坂を越える。 見ていると、わかる。馬が、しんどい。でも諦めない。立ち止まるこ
祭事 近畿
通年(舟屋日和などのイベントは季節限定)
伊根・舟屋の里
京都府与謝郡伊根町
家の一階が、船の車庫になっている。 京都・伊根町。丹後半島の先端、伊根湾に面した漁村。約230棟の舟屋が湾を囲んでいる。 舟屋は、一階が海に面したガレージだ。そこに船を入れる。二階が住居。海と、生活が直結している。 こういう集落は、世
祭事 中部
毎年4月第3日曜前後
岡崎・家康公まつり
愛知県岡崎市、岡崎公園ほか
徳川家康は、この城で生まれた。 愛知・岡崎。岡崎城は、徳川家康の出生地だ。そこから始まった人生が、江戸幕府を作り、250年の平和な時代をもたらした。 4月の家康公まつりでは、その家康の生涯を偲ぶ行列が城周辺を歩く。甲冑、槍、旗指物。戦国
祭事 中部
毎年5月3〜5日
浜松・凧まつり
静岡県浜松市、浜松城公園ほか中田島砂丘
5月の浜松の空に、凧が上がる。 静岡・浜松。5月3日から5日、中田島砂丘で凧まつりが行われる。170以上のチームが、大きな凧を空に揚げる。 凧まつりの起源は、子どもが生まれたことを祝う文化から来ている。生まれた子どもの名前を書いた凧を揚
祭事 関東
毎年5月3日
小田原・北条五代まつり
神奈川県小田原市
北条五代が、関東を治めた城下町。 神奈川・小田原。後北条氏が5代にわたって治めた関東の中心地。1500年代の関東は、ここが中心だった。 5月3日、1500人の武者行列が市内を歩く。北条氏の5代の武将たちを、それぞれ再現する。 後北条氏
祭事 中部
毎年1月15日
野沢温泉・道祖神祭り
長野県下高井郡野沢温泉村
1月15日の夜、木が燃える。 長野・野沢温泉。冬の温泉地として知られるスキーの村。その村で、毎年1月15日、道祖神祭りが行われる。 巨大なやぐらが組まれる。25歳と42歳の厄年の男たちがやぐらを守る。見物人が松明を持って近づく。最後に火
祭事 中部
毎年10月第1土曜
松本・時代まつり
長野県松本市、松本城周辺
松本城の前を、時代が歩く。 長野・松本。日本最古の国宝天守を持つ、黒い城の街。10月の第1土曜、その城を背景に時代まつりが行われる。 戦国から現代まで、各時代の衣装をまとった人たちが行列する。甲冑から、明治の洋装まで。松本の4世紀を、一
祭事 中国
毎年8月第3土曜
大山・火まつり
鳥取県西伯郡大山町、大山寺周辺
中国地方の最高峰で、火が灯る。 鳥取・大山。中国山地の最高峰、大山。その山麓の大山寺周辺で、8月に火まつりが行われる。 参道に篝火が灯る。麓で松明行列が進む。大山の山影と、炎の組み合わせ。山の神への、夏の奉納だ。 大山は、中国地方の人
祭事 中国
毎年12月第4土曜
防府・裸参り
山口県防府市、防府天満宮
12月の深夜、裸で参拝する。 山口・防府。防府天満宮は、日本最初の天満宮のひとつ。その神社で、毎年12月第4土曜の深夜、裸まいりが行われる。 男性たちが白装束・裸足で参道を歩く。12月の山口の夜は、冷える。それでも、歩く。 日本三大裸
祭事 四国
毎年7月22〜24日
宇和島・うしおに
愛媛県宇和島市、和霊神社
巨大な怪獣が、街を練り歩く。 愛媛・宇和島。四国の南端、リアス式海岸の漁師の街。その街に、牛鬼という怪獣がいる。 牛の頭に、鬼の体。あるいは鬼の頭に、蛇の体。諸説あるが、とにかく巨大で、怖い顔をしている。 7月の和霊大祭に、その牛鬼の
祭事 関東
2026年7月25日(土)19:00〜20:30
隅田川花火大会
東京都墨田区・台東区(桜橋下流~厩橋上流)
江戸の夏は、ここから始まった。享保十八年、両国の川開き。飢饉と疫病で亡くなった人を弔うために、はじめて火薬の花が隅田の空にひらいた。 それから三百年。約二万発。第一会場では、選ばれた花火師たちが技をきそう。「玉屋」「鍵屋」。あの掛け声は、
祭事 関東
2026年8月1日(土)19:15〜20:30
江戸川区花火大会
東京都江戸川区(江戸川河川敷)
最初の五秒で、千発。 オープニングがすごい、と語りつがれる花火大会。いきなり千発を撃ちこむ。観客の心を、最初につかんで離さない。 川をはさんで、千葉県市川市と同時開催。両岸あわせて見上げる人は、百四十万人。ひとつの花火を、二つの県が見る
祭事 中部
2026年8月上旬(例年8月第1土曜前後)
ぎふ長良川花火大会
岐阜県岐阜市(長良川河畔・長良橋下流)
鵜飼の川に、火が降る。 清流・長良川。鵜飼で知られるこの川が、夏の一夜、花火の舞台に変わる。岐阜の夏を代表する、約三万発。 金華山。山頂には岐阜城。信長が天下をのぞんだ山を背に、花火がひらく。 川面に映る光。鵜飼の篝火とはちがう、もう
祭事 近畿
2026年8月中旬(例年8月上旬〜中旬)
なにわ淀川花火大会
大阪府大阪市(淀川河川敷・新淀川大橋周辺)
市民が、つくった花火。 平成元年、まちの人の手で始まった。行政主導ではない。淀川をはさんだ大阪の人びとが、自分たちの夏のために立ち上げた花火大会。 約束の、ビルの谷間。高層ビルを背景に、花火がひらく。都会のまんなかで見上げる、これが大阪
祭事 近畿
2026年7月下旬(例年7月)
姫路みなと祭海上花火大会
兵庫県姫路市(姫路港飾磨地区)
白鷺城のまちの、海の花火。 世界遺産・姫路城をいただく港町。その海辺で、夏の花火が上がる。瀬戸内の、おだやかな海が舞台。 海上花火。水面から打ち上がる花火が、海と空の両方にひらく。スターマインが、港の夜を彩る。 昼は城を、夜は花火を。
祭事 中部
2026年8月上旬(例年8月上旬)
北びわ湖大花火大会
滋賀県長浜市(長浜港・豊公園周辺)
日本一の湖に、花火が映る。 琵琶湖。日本最大の湖。その北のほとり、長浜の港から花火が上がる。秀吉が城を築いたまちの、夏の夜。 湖面に映る、もうひとつの花火。広い水面が、光を静かにうつしとる。スターマインが、湖の闇をひらく。 対岸の山な
祭事 関東
2026年4月〜12月の指定日(年間複数回開催)
熱海海上花火大会
静岡県熱海市(熱海湾・熱海港周辺)
すり鉢の底で、花火が鳴る。 熱海。海と山にはさまれた、温泉のまち。その湾が、すり鉢のような地形をしている。花火の音が、三方の山にこだまする。 年に十数回。春も、夏も、秋も、冬も。温泉に来た人が、夜、花火に出会う。 フィナーレの「大空中
祭事 関東
2026年7月下旬〜8月(例年夏季)
大洗海上花火大会
茨城県東茨城郡大洗町(大洗サンビーチ)
太平洋に、花火が立つ。 大洗。茨城の海辺のまち。目の前にひろがるのは、さえぎるもののない太平洋。その水平線に、花火が上がる。 砂浜が、まるごと特等席。波打ちぎわまで、人が腰をおろす。海風が、煙を沖へはこんでいく。 水面に映る光。打ち上
祭事 関東
2026年7月中旬(例年7月)
利根川大花火大会
茨城県猿島郡境町本船町地先(さかいリバーサイドパーク・利根川河川敷)
坂東太郎の、大舞台。 利根川。「坂東太郎」と呼ばれた、関東一の大河。その広い河川敷で、夏の花火が上がる。境町の、自慢の一夜。 スターマインの競演。各地の花火師が、思いおもいの花火を打ち上げる。尺玉が、川風にのって高くのぼる。 さえぎる
祭事 東北
2026年8月5日(水)19:00〜20:00
仙台七夕花火祭
宮城県仙台市(西公園・広瀬川河畔)
短冊の祭りの、前夜。 東北三大祭りのひとつ、仙台七夕。色とりどりの吹き流しが、街をうめつくす。その本祭を前に、花火が上がる。 約一万六千発。杜の都の夜空に、夏が告げられる。広瀬川のほとり、人びとが翌日を待つ。 願いごとを書いた短冊。空
祭事 北海道
2026年8月中旬(例年8月)
北海道新聞納涼花火大会
北海道札幌市(豊平川河川敷・南大橋周辺)
涼しい夏の、花火。 札幌の夏は短い。だからこそ、惜しい。豊平川のほとりで、約四千発の花火が上がる。涼しい夜風のなかで見上げる、北の花火。 大都市のまんなかを流れる川。ビルの灯りと、花火の光。 本州の蒸し暑い花火とは、空気がちがう。から
祭事 近畿
2026年8月10日(例年8月10日前後)
白浜花火大会
和歌山県西牟婁郡白浜町(白良浜海岸)
白い砂浜で、花火を待つ。 南紀白浜。日本でも指折りの、白い砂のビーチ。海水浴の帰り、そのまま浜に座って花火を見る。 昼は海、夜は花火。リゾートの一日が、火で締めくくられる。海面に映る光。波打ちぎわまで、人がならぶ。 温泉もある。海もあ
祭事 沖縄
2026年7月中旬(例年7月)
沖縄かなさ花火
沖縄県宜野湾市(宜野湾海浜公園・トロピカルビーチ)
「かなさ」は、いとおしい。 沖縄の言葉で、かなさんは「愛おしい」。その名をもつ花火が、宜野湾のビーチで上がる。亜熱帯の、早い夏。 本州より、ずっと早く梅雨が明ける。七月、すでに真夏。エメラルドの海に、花火が映る。 三線の音。沖縄ポップ
祭事 関東
2026年10月上旬(例年10月)
こうのす花火大会
埼玉県鴻巣市(荒川河川敷・糠田運動場)
世界一の四尺玉が、ここで上がる。 鴻巣。荒川の広い河川敷で、花火が上がる。フィナーレの正四尺玉は、打ち上げ花火として世界最大級。ギネス記録をもつ。 直径約九百メートル。空いっぱいに、ひとつの花がひらく。見上げる首が、痛くなるほど。 市
祭事 近畿
2026年8月16日(例年8月16日)
宮津・燈籠流し花火大会
京都府宮津市(宮津湾・島崎公園周辺)
灯籠と花火が、海でかさなる。 天橋立で知られる宮津湾。お盆の終わり、精霊を送る灯籠が海に流される。その上で、花火が上がる。 万灯籠。一万の灯が、ゆっくりと海をただよう。死者をあの世へ送る、やわらかな火。 空には花火。海には灯籠。生者と
祭事 中部
2026年7月中旬(例年7月)
豊橋祇園祭手筒花火
愛知県豊橋市(吉田神社・豊川河畔)
花火を、抱える。 手筒花火。竹の筒に火薬をつめ、男が両腕で抱えて打ち上げる。火の粉が、滝のように降りそそぐ。豊橋は、この発祥の地。 吉田神社の祇園祭。火柱が、人の背丈の何倍にも噴き上がる。抱える男の顔を、火が照らす。 打ち上げ花火を見
祭事 近畿
2026年8月中旬(阿波おどり前夜・例年8月)
阿波おどり前夜祭花火大会
徳島県徳島市(新町川・吉野川河畔)
踊る阿呆の、前夜。 「踊る阿呆に見る阿呆」。日本一の盆踊り、阿波おどり。その熱狂のはじまりを、花火が告げる。 吉野川のほとりで、夏の夜空がひらく。明日からの四日間、徳島はまちごと踊りの渦になる。 太鼓と、三味線と、鉦の音。踊りの血が、
祭事 近畿
2026年8月中旬(例年8月)
高松まつり花火大会
香川県高松市(サンポート高松・高松港)
瀬戸の海に、花火がひらく。 讃岐・高松。瀬戸内海をのぞむ港町。「さぬき高松まつり」の締めくくりが、この海上花火。 サンポートの港から、約八千発。おだやかな瀬戸内の海に、光が映る。島影が、シルエットになる。 うどんのまちの、夏祭り。昼は
祭事 中国
2026年8月中旬(例年8月)
松山まつり野外花火大会
愛媛県松山市(重信川河畔・市内会場)
道後の湯のまちで、花火を見る。 松山。日本最古の温泉・道後温泉のまち。夏祭りの花火が、伊予の夜空にひらく。 子規が育ち、漱石が暮らした城下町。文学のまちの、夏の一夜。スターマインが連発する。 昼は城と温泉、夜は花火。松山の夏は、ゆった
祭事 四国
2026年8月上旬(よさこい祭り前夜・例年8月)
土佐・高知の花火大会
高知県高知市(鏡川河畔・みづき会場)
よさこいの、まえぶれ。 高知。鳴子を鳴らして踊る、よさこい祭りのまち。その夏の幕開けを、花火が告げる。鏡川のほとり、土佐の夜空がひらく。 龍馬が見た空。海原のように広い、土佐の夏空。 花火のあと、よさこいの熱狂がはじまる。鳴子の音が、
祭事 九州
2026年7月下旬(例年7月)
大牟田・大蛇山まつり花火大会
福岡県大牟田市(諏訪川河畔・市内会場)
大蛇が、火を吹く夏。 大牟田。かつて炭鉱で栄えたまち。夏まつりの主役は「大蛇山」。口から火花を吹く、巨大な蛇の山車。 その祭りを、花火がいろどる。炭鉱のまちの、夏の夜空。働く人びとの、汗と誇りの祭り。 大蛇の口から散る火花。空にひらく
祭事 九州
2026年7月下旬(例年7月)
長崎みなとまつり海上花火大会
長崎県長崎市(長崎港・水辺の森公園)
異国の港に、花火が映る。 長崎。鎖国の時代、唯一ひらかれていた港。坂の街、教会の街、まじわりの街。その港で、夏の花火が上がる。 水辺の森から、海上へ。すり鉢状の地形に、音がこだまする。坂の上の家々から、街じゅうが花火を見る。 オランダ
祭事 九州
2026年8月下旬(例年8月)
かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会
鹿児島県鹿児島市(錦江湾・本港区)
火の山の前で、花火が上がる。 鹿児島。錦江湾のむこうに、桜島。いまも噴煙を上げる、活火山。その火の山を背に、花火が打ち上がる。 西日本最大級、約一万五千発。湾の海上から、二尺玉が夜空にひらく。 桜島の噴火と、花火の炸裂。自然の火と、人
祭事 沖縄
2026年(例年・秋〜冬の開催あり)
那覇・沖縄花火フェスティバル
沖縄県那覇市(波の上ビーチ・那覇港周辺)
南の海に、花火が降る。 那覇。琉球王国の都だったまち。波の上ビーチの海に、花火が映る。本土とはちがう、亜熱帯の夜空。 まだ暖かい季節に、花火が上がる。短パンで、ビーチサンダルで、花火を見上げる人びと。 琉球の音楽。島の踊り。そして、海
祭事 東北
2026年8月初旬(花笠まつり前後・例年8月)
山形花笠まつり協賛花火大会
山形県山形市(馬見ヶ崎川河川敷)
花笠の、夏。 花笠まつり。紅花をあしらった笠を手に、人びとが踊る。東北の夏を彩る祭り。その時季に、花火が上がる。 馬見ヶ崎川のほとり。蔵王のふもとに、夏の夜空がひらく。「ヤッショ、マカショ」の掛け声が、まだ耳にのこる。 紅花のまち、山
祭事 中部
2026年7月下旬(例年夏季)
白子浜・三重の海花火大会
三重県鈴鹿市(白子海岸・鼓ヶ浦海水浴場)
伊勢の海に、花火が散る。 鈴鹿・白子。伊勢湾にのぞむ海辺のまち。型紙づくりで知られる、職人のふるさと。その浜辺で、夏の花火が上がる。 鼓ヶ浦の波打ちぎわ。海面に映る光。遠くには、伊勢のけはい。 レースのまち鈴鹿。サーキットの轟音とはち
祭事 東北
2026年8月(例年夏季)
おきたま花火大会
山形県米沢市(最上川河川敷・松川河畔)
上杉のまちに、花火が上がる。 米沢。名将・上杉鷹山が治めた城下町。最上川のほとりで、夏の花火が打ち上がる。置賜盆地の、夜空がひらく。 「為せば成る」。鷹山の言葉が生きるまち。質素と勤勉の地に、夏の一夜、火が咲く。 米沢牛のまち。雪深い
祭事 関東
例年7月、七夕の時期に開催。豪華な竹飾りが商店街を埋めます。日程は年により異なります。
湘南ひらつか七夕まつり
空が、見えなくなる。 湘南ひらつか七夕。商店街を、巨大な竹飾りが覆い尽くす。大きいものは、十メートル。色とりどりの吹き流しが、頭上で揺れる。 戦後、復興のために始まった。焼け野原から立ち上がる町が、ひとに来てほしくて、派手な飾りを競った。に
祭事 東北
例年8月下旬に開催。豪華な山車(やたい)の行列。ユネスコ無形文化遺産。日程は年により異なります。
新庄まつり
山車が、物語になる。 新庄まつり。八月、二十台の山車が、町を練り歩く。やたい、と呼ぶ。歌舞伎や物語の名場面を、人形で再現する。 二百七十年前、飢饉があった。多くの人が死んだ。その年の秋、藩主が、民の心を慰めるために祭りを始めた。悲しみのあと
祭事 関東
例年8月上旬に開催。八木節の踊りと演奏で町が沸きます。日程は年により異なります。
桐生八木節まつり
樽を、叩く。 桐生八木節まつり。八月、町じゅうで八木節が鳴る。空の樽を太鼓代わりに叩き、歌い、踊る。北関東の、土着のリズム。 桐生は、織物の町。「西の西陣、東の桐生」。機屋が栄え、人が集まり、祭りもにぎわった。糸と布で、町ができた。 八木節
祭事 中部
例年5月1日に開催。豪華絢爛な御車山(山車)の巡行。ユネスコ無形文化遺産。
高岡御車山祭
金工の町の、贅を尽くした山車。 高岡御車山祭。五月一日、七基の山車が、町を巡る。高岡は、銅器と漆の町。その技を、すべて山車に注ぎ込む。 秀吉が、前田利長に贈った御所車。それが、もとになったと伝わる。町衆が、競って装飾を重ねた。金、銀、漆、染
祭事 中部
例年4月中旬に開催。子ども歌舞伎を載せた曳山の巡行。ユネスコ無形文化遺産。日程は年により異なります。
長浜曳山まつり
子どもが、歌舞伎を演じる。 長浜曳山まつり。四月、豪華な曳山の上で、子ども歌舞伎が上演される。五歳から十二歳ほどの男児が、化粧をし、見得を切る。 秀吉が、長浜城主だったころ。男児誕生を喜び、町に砂金を贈った。町衆が、それで曳山を作った。子ど
祭事 関東
例年7月上旬の金土日に開催。山車・屋台の総引きなど。日程は年により異なります。
成田祇園祭
参道を、山車が駆ける。 成田祇園祭。七月、成田山新勝寺の門前で、十台の山車と屋台が練り歩く。坂の多い参道を、引いて、上って、下る。 三百年以上の歴史。不動明王に、五穀豊穣と所願成就を祈る祭り。寺の祭礼でありながら、町の祭りでもある。 クライ
祭事 九州
例年10月下旬に開催。荒神輿と団車のぶつかり合い。日程は年により異なります。
伊万里トンテントン祭り
神輿と山車が、ぶつかる。 伊万里トンテントン祭り。十月、荒神輿と団車が、激しくぶつかり合う。日本三大喧嘩祭りの、ひとつ。 トンテントン、という太鼓の音が、名の由来。その音に合わせ、男たちが神輿と団車を担ぎ、突進する。組み合い、押し合い、川へ
祭事 中部
例年4月上旬に開催。甲冑姿の武者行列「甲州軍団出陣」。日程は年により異なります。
信玄公祭り
武田の軍勢が、よみがえる。 信玄公祭り。四月、甲府の町を、甲冑姿の武者が埋める。武田信玄の軍団出陣を、再現する。出陣する人数で、ギネス記録を持つ。 風林火山の旗。騎馬武者。足軽の隊列。千人以上が甲冑を着け、隊ごとに分かれて行進する。信玄役が
祭事 近畿
毎年10月22日(雨天順延)
時代祭
京都府京都市 京都御所〜平安神宮
京都、10月22日。 千年の都が、自分の歴史を歩いて見せる日。 明治維新から平安遷都まで。 時代をさかのぼる順に、約2,000人の行列が京都御所を出て、平安神宮へ。 維新勤王隊の笛と太鼓、織田信長の騎馬、静御前、清少納言。 衣裳も祭具も、
祭事 近畿
毎年10月22日
鞍馬の火祭
京都府京都市左京区鞍馬 由岐神社周辺
10月22日、夜。 京都の北、鞍馬の山あいが、火で埋まる。 「サイレヤ、サイレヨウ」の掛け声。 子どもの手松明から、大人がかつぐ大松明まで。 重さ100キロを超える火の柱が、細い街道を練り歩く。 由岐神社の例祭。 はじまりは平安の昔。
祭事 東北
例年10月下旬〜11月上旬が見頃
鳴子峡の紅葉
宮城県大崎市鳴子温泉 鳴子峡
10月の終わり、宮城の山が燃える色になる。 鳴子峡。 大谷川が刻んだ、深さ100メートルの峡谷。 断崖の岩肌に、ブナ、ナラ、カエデ。 赤と黄が、緑の松を残して山を染める。 見頃は10月下旬から11月上旬。 紅葉は、栗駒の山の上から峡谷へ
祭事 東北
毎年9月7日〜9日
角館祭りのやま行事
秋田県仙北市角館町 市街中心部
9月7日から9日。 みちのくの小京都、角館が、三日間だけ荒ぶる。 武家屋敷の黒板塀の町を、 歌舞伎人形を飾った曳山が練り歩く。 おやま囃子に、手踊り。 そして夜。 曳山同士が道で出会うと、交渉が始まる。 どちらが道を譲るか。 決裂すれば「
祭事 東北
毎年2月15日・16日
横手の雪まつり かまくら
秋田県横手市 市役所本庁舎前・羽黒町ほか市内各所
雪の部屋に、火が灯る。 2月15日と16日、秋田・横手。 高さ3メートルの雪洞、かまくら。 市内に大小あわせて100基ほど。 中には水神様の祭壇と、炭火と、子どもたち。 「はいってたんせ」「おがんでたんせ」。 声をかけられ、甘酒と焼き餅を
祭事 中部
例年2月中旬〜下旬の金・土・日曜(3日間)
十日町雪まつり
新潟県十日町市 市街地および市内各所
雪を、困りものにしない。 2月なかば、新潟・十日町。 積雪2メートルの町が、雪で祭りをつくる。 市民が彫る雪像、雪の茶屋、雪のすべり台。 昭和25年から続く「雪まつり発祥の地」。 札幌よりも、古い。 クライマックスは雪上カーニバル。 雪
祭事 近畿
毎年1月第4土曜(荒天順延)
若草山焼き
奈良県奈良市 若草山・奈良公園一帯
山が、燃える夜。 奈良、若草山焼き。 1月の第4土曜。 夕暮れ、春日大社の御神火が松明の行列で運ばれる。 花火が上がり、合図とともに、山肌へ一斉に点火。 標高342メートルの芝の山が、まるごと火になる。 由来には諸説ある。 東大寺と興福
祭事 東北
毎年2月17日〜20日
八戸えんぶり
青森県八戸市 市中心街・長者山新羅神社
春を、呼びに行く。 2月17日から20日、青森・八戸。 えんぶり。 馬の頭をかたどった烏帽子をかぶった太夫が、 頭を大きく振り、地を摺るように舞う豊作祈願の田楽。 朳(えぶり)という農具の名が、 そのまま芸能の名になった。 雪のなか、3
祭事 北海道
例年2月上旬(さっぽろ雪まつりとほぼ同時期・約1週間)
旭川冬まつり
北海道旭川市 石狩川旭橋河畔・平和通買物公園
雪で、世界一を作った町。 2月上旬、北海道・旭川。 石狩川の旭橋のたもと、雪の大雪像。 かつてギネスに載った、世界最大級の雪の建築。 制作は市民と自衛隊、のべ数千人。 ひと冬がかりで、雪の城を建てる。 はじまりは昭和35年。 長い冬を明
祭事 北海道
例年1月下旬〜2月中旬
千歳・支笏湖氷濤まつり
北海道千歳市支笏湖温泉
湖の水で、氷の城を建てる。 1月下旬から2月なかば、北海道・千歳、支笏湖。 支笏湖は、日本有数の透明度を誇るカルデラ湖。 深すぎて、真冬も凍らない湖。 その水を骨組みに吹き付けて、凍らせる。 何日もかけて育てる、氷のオブジェ群。 氷濤――
祭事 近畿
旧暦3月3日(例年4月上旬〜中旬、年により前後します)
もちがせの流しびな
鳥取県鳥取市用瀬町用瀬(千代川河畔・流しびなの館周辺)
雛人形は、もともと流すものだった。 鳥取市用瀬町。千代川のほとりの小さな町に、その原型が残っている。もちがせの流しびな。旧暦の三月三日、男女一対の紙びなを桟俵に乗せ、桃の小枝と菱餅を添えて、川へ流す。 子どもの災厄を、人形に移して水に託す。
祭事 中部
毎年12月15日・16日
秋葉の火まつり
静岡県浜松市天竜区春野町領家841 秋葉山本宮秋葉神社
火のことを、一年でいちばん真剣に考える夜があります。 12月15日と16日、浜松の山のてっぺんで。 秋葉山本宮秋葉神社。標高866メートル。 全国におよそ400ある秋葉神社の、ここが総本宮です。 東京の秋葉原の名のもとになった、という説も
祭事 中国
毎年12月第1日曜
笑い講
山口県防府市台道小俣1143 小俣八幡宮
「ワーッハッハッ」 と、大人が本気で笑います。三回。 儀式として。 山口県防府市の大道小俣地区に、鎌倉時代から続く神事です。 始まりは1199年と伝わります。八百年以上前。 紋付袴で正装した講員たちが、榊を手に向かい合って笑う。 一回目
祭事 関東
毎年12月第3日曜
悪態まつり
茨城県笠間市泉102 飯綱神社
「ばかやろう!」 と、神社で叫んでいい日があります。 というより、叫ぶのが作法の日。 茨城県笠間市の愛宕山。その裏手の飯綱神社で、 毎年12月の第3日曜に行われる悪態まつりです。 日本三大奇祭のひとつ、と言われています。 白装束に烏帽子
祭事 近畿
毎年3月2日
お水送り
福井県小浜市神宮寺30-4 神宮寺・鵜の瀬
奈良のお水取りには、送り主がいます。 毎年3月2日、福井県小浜市。 若狭の神宮寺で汲まれた「お香水」が、 夜、約2キロ先の鵜の瀬という淵まで運ばれ、 遠敷川に注がれます。これが、お水送り。 その水は川を下り、地下を潜って、 10日かけて
祭事 近畿
2月下旬〜3月3日
引田ひなまつり
香川県東かがわ市引田 引田の古い町並み一帯
ひな人形が、町ぜんぶに散らばっています。 香川県の東の端、東かがわ市引田。 醤油蔵と古い商家の残る町並みで、 2月の末から3月3日まで、約60軒の家が いっせいに、ひな人形を飾ります。 この町には「引田飾り」という独特の流儀があります。
祭事 中部
3月中旬の土日
近江八幡左義長まつり
滋賀県近江八幡市宮内町257 日牟禮八幡宮
食べ物でつくった山車を、最後に燃やす祭りです。 近江八幡の左義長まつり。 毎年3月14日・15日に近い土日、 八幡堀のほとりの日牟禮八幡宮に、 13の町から「左義長」が奉納されます。 主役は山車の中心に据えられる「ダシ」。 その年の干支
祭事 関東
2月下旬〜3月3日
かつうらビッグひな祭り
千葉県勝浦市浜勝浦1 遠見岬神社ほか市内各所
朝、1800体を並べて、夜、ぜんぶしまう。 それを毎日、まつりのあいだ繰り返します。 千葉県勝浦市。2月下旬から3月3日まで、 町全体に約2万5千体のひな人形が飾られます。 かつうらビッグひな祭りです。 いちばんの名所は遠見岬神社。 海
祭事 中部
毎年5月1日・2日
福野夜高祭
富山県南砺市福野 福野中心市街地
深夜11時から、行燈のケンカが始まります。 富山県南砺市の福野夜高祭。 毎年5月1日と2日の宵、 高さ6メートルを超える「大行燈」が7基、 「ヨイヤサ、ヨイヤサ」の掛け声で町を練ります。 行燈といっても、置くやつじゃありません。 武者絵
祭事 その他
毎年6月24日
伊雑宮御田植祭
三重県志摩市磯部町上之郷374 伊雑宮
泥田の中で、男たちが竹を奪い合います。 毎年6月24日、三重県志摩市磯部町。 伊勢神宮の別宮、伊雑宮の御料田で、 御田植祭が行われます。 香取神宮、住吉大社とならぶ、日本三大御田植祭。 国の重要無形民俗文化財「磯部の御神田」です。 朝、
祭事 関東
5月下旬〜6月下旬
水郷潮来あやめまつり
茨城県潮来市あやめ1-5 水郷潮来あやめ園
ほんものの花嫁が、舟で嫁いでいきます。 茨城県潮来市。利根川の水郷地帯。 5月下旬から6月下旬まで、水郷潮来あやめまつりです。 1952年から続く、初夏の風物詩。 あやめ園には、約500種100万株の花菖蒲。 早咲きから遅咲きまでリレー
祭事 東北
毎年3月10日
鹽竈神社帆手祭
宮城県塩竈市一森山1-1 鹽竈神社
重さ1トンの神輿が、202段の石段を下りてきます。 毎年3月10日、宮城県塩竈市。 奥州一宮・鹽竈神社の帆手祭です。 日本三大荒神輿のひとつに数えられます。 「荒」といっても、暴れるわけではありません。 白丁姿の16人が、1トンの八角神
祭事 関東 鹿
毎年3月9日
鹿島神宮 祭頭祭
茨城県鹿嶋市宮中2306-1 鹿島神宮
「イヤートホヨトホヤァー」 と歌いながら、樫の棒を組んではほぐし、 組んではほぐし、進んでいく行列があります。 毎年3月9日、茨城県の鹿島神宮。 春を呼ぶ大祭、祭頭祭です。 文献に残る最古の記録は1204年。 国の選択無形民俗文化財です。
祭事 関東
3月第2日曜
高尾山 火渡り祭
東京都八王子市高尾町 高尾山薬王院 自動車祈祷殿広場
見るだけの祭りではありません。 最後は、あなたも火の上を歩けます。 毎年3月の第2日曜、高尾山のふもと。 薬王院の火渡り祭です。 修験道の「火の行」を、年に一度、 一般に公開する行事です。 午後1時、ほら貝の音とともに山伏たちが入場。
祭事 東北
毎年12月31日〜元旦
羽黒山 松例祭
山形県鶴岡市羽黒町手向 出羽三山神社 三神合祭殿
大晦日は、百日の行の採点日です。 山形県、羽黒山。 出羽三山神社の松例祭は、 毎年12月31日から元旦にかけて、 雪の山頂で夜を徹して行われます。 国の重要無形民俗文化財です。 主役は「松聖」と呼ばれる2人の山伏。 9月24日から百日間
祭事 中部
12月上旬〜中旬
遠山の霜月祭
長野県飯田市上村・南信濃 遠山郷の各神社
煮えたぎる湯を、素手ではねかけられます。 それが、ご利益です。 長野県の南端、遠山郷。 飯田市の上村と南信濃の谷あいで、 12月の上旬から中旬にかけて、 十あまりの神社が日を違えて 「霜月祭」を行います。 国の重要無形民俗文化財です。
祭事 関東
毎年大晦日夜〜元旦
王子 狐の行列
東京都北区王子2-30-14 装束稲荷神社〜王子稲荷神社
大晦日の夜、関東じゅうの狐が 東京の王子に集まっていた——という話があります。 榎の木の下で装束を整え、 狐火を灯して、王子稲荷神社へ初詣に行く。 その狐火の数で、翌年の作柄を占ったとか。 歌川広重が「名所江戸百景」に描いた 「王子装束ゑ
祭事 中部
11月上旬〜1月中旬
奥三河の花祭
愛知県北設楽郡東栄町 町内各地区(花祭会館ほか)
「テーホヘ、テホヘ」 と、ひと晩じゅう歌っている山里があります。 愛知県の山奥、東栄町。 11月上旬から1月中旬にかけて、 町内10の地区が日を違えて「花祭」を行います。 700年続く神事。国の重要無形民俗文化財です。 花祭というのに、
祭事 中部
毎年11月23日
長野えびす講煙火大会
長野県長野市川合新田 犀川第2緑地(長野大橋西側)
花火は夏のもの、と思っている人にこそ。 毎年11月23日、勤労感謝の日。 長野市の犀川河川敷で、 えびす講煙火大会が開かれます。 1899年から続いて、もうすぐ130年。 全国でも珍しい、晩秋の花火大会です。 なぜ11月か。 もとは、市
祭事 東北
6月第2土曜
チャグチャグ馬コ
岩手県滝沢市鵜飼外久保 鬼越蒼前神社(出発点)
馬をねぎらう祭り、というのがあるんです。 毎年6月の第2土曜、岩手県。 色とりどりの装束と鈴で着飾った 農用馬およそ60〜100頭が、 滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮まで、 約14キロを半日かけて行進します。 チャグチャグ馬コ。 名前
祭事 中部
毎年6月5日
熱田まつり(尚武祭)
愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1 熱田神宮
提灯の数は、365個です。 一年ぶん。 毎年6月5日、名古屋の熱田神宮。 草薙神剣を祀る創建1900年の社の、 一年でいちばん大きな祭り、熱田まつりです。 天皇陛下のお使い(勅使)が参向する例祭で、 「尚武祭」の名でも呼ばれます。 朝は
祭事 近畿
毎年6月17日(16〜18日)
率川神社 三枝祭(ゆりまつり)
奈良県奈良市本子守町18 率川神社
この祭りの花は、電車でやってきます。 毎年6月16日の朝、三輪山のふもとで摘まれた 笹百合、およそ500本。 駕籠に載せられ、JRの列車で三輪駅から奈良駅へ。 駅前で花車に移されて、 ささゆり音頭の踊りとともに、 三条通りを率川神社まで運
祭事 近畿
9月第2日曜
ひょうげ祭り
香川県高松市香川町浅野 浅野地区〜新池
刀は里芋の茎、鍔はかぼちゃ。 まげはシュロの皮で、裃は飼料袋です。 毎年9月の第2日曜、高松市香川町の浅野地区。 ひょうげ祭りです。 「ひょうげる」は讃岐の言葉で、おどけること。 派手な化粧をした供侍たちが、 農作物と日用品で作った祭具一
祭事 関東
毎年9月13日
上総十二社祭り
千葉県長生郡一宮町一宮3048 玉前神社・釣ヶ崎海岸
神様の一族が、年に一度、 浜辺で再会する祭りです。 毎年9月13日、千葉県一宮町。 上総国一之宮・玉前神社の 十二社祭りです。 始まりは807年と伝わります。約1200年。 房総に多い「浜降り神事」の、最古のかたち。 県の無形民俗文化財で
祭事 中国
毎年5月3日・4日
三朝温泉 花湯まつり(陣所)
鳥取県東伯郡三朝町三朝 三朝温泉街
綱引きの綱を、藤のつるだけで編みます。 長さ80メートル、重さ2トン。それを2本。 毎年5月3日・4日、鳥取県の三朝温泉。 花湯まつりです。 お釈迦様の誕生を祝い、 湯の恵みに感謝する温泉街の祭りで、 メインは4日夜の大綱引き「陣所」。
祭事 中部
例年2月最終土日
勝山左義長まつり
福井県勝山市 市街地一帯
雪の城下町に、三味線と太鼓が響く。 勝山左義長まつり。300年あまり続く、奥越前の春迎え。 櫓の上で、長襦袢姿の大人たちが浮かれ踊る。 「浮かれ太鼓」というのが、その名前らしい。 雪国の2月に、これだけ陽気な祭りがあることに、まず驚く。 1
祭事 近畿
例年2月1日〜5日
尾鷲ヤーヤ祭り
三重県尾鷲市北浦町 尾鷲神社周辺
「ヤーヤ、ヤーヤ」 2月の夜、白装束の男たちがぶつかり合う。 尾鷲神社の例祭、通称ヤーヤ祭り。 押し合いのあとは、真冬の海へ。垢離掻きという禊。 海から上がった男たちの体から、湯気が立つ。 祭りは日を追って熱を上げ、最終日の宮上りで頂点に達
祭事 近畿 西
例年2月第3土曜
西大寺会陽(はだか祭り)
岡山県岡山市東区西大寺中3-8-8 西大寺観音院
裸の男たちが、一本の木を奪い合う。 西大寺会陽。日本三大奇祭に数えられる、裸祭りの代名詞。 まわし姿の数千人が、真冬の夜、本堂に押し寄せる。 深夜、灯りが消える。 闇の中へ、宝木(しんぎ)が投げ込まれる。 掴んだ者が、福男。 500年以上、
祭事 九州
例年1月3日
玉せせり(玉取祭)
福岡県福岡市東区箱崎1-22-1 筥崎宮
正月三日の博多。筥崎宮。 木の玉ひとつを、締め込み姿の男たちが奪い合う。 玉せせり。500年続く、年占いの神事。 玉が陸側に渡れば豊作、浜側に渡れば豊漁。 勢い水が飛び、湯気が上がり、玉は人の波の上を転がっていく。 玉に触れると悪事災難を逃
祭事 九州
例年1月7日
鬼夜(大善寺玉垂宮)
福岡県久留米市大善寺町宮本1463-1 大善寺玉垂宮
日本三大火祭りのひとつ。1600年続く、と伝わる。 久留米、大善寺玉垂宮の鬼夜。 1月7日の夜、直径1メートル、長さ13メートルの大松明に火が入る。 6本。重さは1本1トンを超える。 締め込み姿の氏子たちが、燃えさかる松明を支え、境内を廻る
祭事 関東
例年1月15日
チャッキラコ
神奈川県三浦市三崎 海南神社ほか三崎市街
三浦半島の先端、三崎の港町。 小正月の1月15日、少女たちが舞う。 チャッキラコ。ユネスコ無形文化遺産。 楽器は使わない。歌うのは、母や祖母たち。 女性だけで受け継がれてきた、正月の祝いの舞。 綾竹を手に、扇を手に、幼い踊り手たちが家々を廻
祭事 九州
例年1月中旬(四王子神社)
破魔弓祭(的ばかい)
熊本県玉名郡長洲町 四王子神社
最後は、海に入る。 有明海に面した長洲町。四王子神社の境内で、締め込み姿の男たちが、藁と麻で編んだ円い「的」を奪い合う。直径六十センチ、重さ六キロ。ばかい、とは奪い合うという意味の、この土地の言葉だ。 もみ合いは境内から出て、路上を移り
祭事 九州
例年2月の毎週金・土曜(全8夜)
山鹿灯籠浪漫・百華百彩
熊本県山鹿市 豊前街道(八千代座〜さくら湯)
町のほうに、灯りが降りてくる。 夏の山鹿では、女性たちが金灯籠を頭に載せて舞う。冬は逆になる。灯りは動かない。豊前街道、八千代座からさくら湯までのおよそ一キロに、和傘と竹の影が置かれ、数千の蝋燭がともる。歩くのは、こちらのほうだ。 和傘
祭事 九州
例年3月(田作祭7日間のうち4日目・申の日)
阿蘇神社 火振り神事(田作祭)
熊本県阿蘇市一の宮町宮地 阿蘇神社
神様の結婚式に、火を振って迎える。 阿蘇神社の田作祭は七日間ある。国龍神が毎夜ちがう社家の家に泊まり、朝と夕に神事と神楽が行われる。四日目、神職が西へ十キロほど歩いて、樫の木でつくられた妃神を迎えに行く。道中で禊をし、化粧の儀を済ませて、
祭事 四国
例年旧暦8月14日〜15日(新暦9〜10月)
久礼八幡宮秋季大祭
高知県高岡郡中土佐町久礼6545 久礼八幡宮
深夜零時、頭屋の家を出る。 高知県中土佐町、久礼。旧暦八月十四日の夜、大松明が動き出す。長さ六メートル、重さ一トン。四十人ほどが肩を替えながら、御神穀を先に立てて、明け方の神社へ向かう。着くのは午前四時ごろ。 境内に投げ出された松明の燃
祭事 四国
例年11月下旬の2日間
乙亥大相撲
愛媛県西予市野村町野村12-10 乙亥会館
十一月の終わり、山あいの町に、幕内力士が来る。 愛媛県西予市野村町。嘉永五年、大火のあとの復興と、二度と火事が起きないようにという祈願から始まった相撲だ。百七十年以上、途切れずに続いている。 特徴は一つ。日本相撲協会の力士と、アマチュア
祭事 近畿
例年2月下旬〜4月上旬
阿波勝浦<元祖>ビッグひな祭り
徳島県勝浦郡勝浦町生名月ノ瀬35-1 人形文化交流館
家で飾らなくなった雛人形が、全国から集まってくる。 徳島県勝浦町。人形文化交流館の中央に、百段のピラミッド型ひな壇がそびえる。周りにも大小三百段。あわせて三万体。平成元年から続いていて、「元祖」と名乗る。千葉の勝浦市にも同名の祭りがあり、
祭事 中国
例年4月中旬〜下旬(約2週間)
四国こんぴら歌舞伎大芝居
香川県仲多度郡琴平町乙1241 旧金毘羅大芝居(金丸座)
日本でいちばん古い芝居小屋が、年に一度、本来の使い方をされる。 香川県琴平町、旧金毘羅大芝居、通称・金丸座。天保六年に建ち、国の重要文化財。回り舞台も、花道の下のせり上げも、人が動かす。電気も機械もない。桟敷に座り、木の匂いの中で、江戸の
祭事 その他
例年1月中旬〜2月上旬
越前海岸水仙まつり
福井県福井市居倉町43-25 越前水仙の里公園
一月に咲いている花を、いくつ思い浮かべられるでしょうか。 越前海岸では、水仙が咲くんです。海へ落ちこむような急な斜面が、そのまま水仙の段々畑になっていて、雪のなかで白い花がいっせいにひらく。雪中花という古いよび名は、この景色からきています
祭事 その他
毎年9月第3金曜から3日間
久慈秋まつり
岩手県久慈市中町・荒町・本町ほか市街地中心部
久慈の山車は、動きます。 人形や飾りが上へ左右へせり上がって、通りいっぱいの大きさにひらいていく。からくり仕掛けなんですよ。八つの山車組が、毎年つくりかえます。去年と同じ山車は、ひとつもありません。 大神宮、秋葉神社、巽山稲荷神社。三つ
祭事 中部
例年9月下旬の土日2日間
山中温泉 こいこい祭
石川県加賀市山中温泉薬師町ム-1 山中座周辺・温泉街各所
こいこい、というのは「来い、来い」です。湯に来たお客さんへの呼びかけなんですよ。 山中温泉のこの祭りは、通りすがりの人が踊りの輪に入れるようにつくられています。だから振りも、日本じゅうで知られた炭坑節をまねてある。はじめての人でも、見よう