祭事
北海道札幌市中央区大通西(大通公園ほか)
さっぽろ雪まつり
Sapporo Snow Festival
祭事 · Festival
数日で消えるものを、人は、つくる。
二月の札幌。大通公園に、高さ十数メートルの雪像が並ぶ。寺院、外国の名所、その年の話題。すべて、雪と氷だけで彫られている。
市民が、自衛隊が、海外のチームが、数か月かけて準備し、数日かけて削り出す。
起源は1950年。地元の中高生が、大通公園に六つの雪像をつくった。それだけのことだった。
いまは、世界中から数百万人が訪れる。
夜になると、雪像に光が当たる。プロジェクションマッピングが投影される。白い壁が、物語の舞台になる。
そして、会期が終われば、解ける。すべて、水に戻る。
残らないと知っている。それでも、つくる。
たぶん、残らないからこそ、美しい。
北海道を代表する冬の祭典。