日本の、ある章
長崎県
21の町や村。順位ではなく、ただ並んでいる。まだ、行ってない町がある。
- 壱岐市 玄界灘の波を受けながら、壱岐の漁港には今日も剣先イカが揚がってくるんです。
- 諫早市 有明海と大村湾と橘湾、3つの海が同時に見渡せる場所というのは、それだけでちょっとふしぎな感じがするんですよね。
- 雲仙市 地獄めぐりの湯けむりをくぐり抜けると、701年に行基が開いたという温泉信仰の記憶が、石畳のすきまにひっそりと残っているんですよね。
- 大村市 長崎空港を降りると、すぐそこが大村の平野なんですよね。
- 小値賀町 値賀咲というイサキのブランド名が、なんともいい名前だなあ、と思うんです。
- 川棚町 大村湾がひらけるこの町は、朝の光がそのまま棚田に落ちて、水田がうっすら輝いているんですよね。
- 五島市 荒川温泉の湯は、漁港のそばにひっそりとあって、それがなんだかこの島の体温みたいだなあと思うんです。
- 西海市 リアス式の入り江に、何艘もの小舟がぽつりぽつりと浮かんでいる。
- 佐々町 春のはじめ、佐々川の岸辺でシロウオが網にかかる。
- 佐世保市 四ヶ町・三ヶ町のアーケードを歩いていると、軍港の町がそのまま商いの町でもあることが、ちゃんと伝わってくるんですよね。
- 島原市 浜の川湧水のそばに立つと、地面の下からこんこんと水が湧いていて、ちょっと、ふしぎな気持ちになるんです。
- 新上五島町 島に渡ると、あちこちに教会の塔が見えるんですよね。
- 対馬市 比田勝港から釜山への船が出ているのを、はじめて知ったとき、すこし、ふしぎな気持ちになりました。
- 時津町 大村湾に面した港に、日本二十六聖人が上陸したという記念碑がある。
- 長崎市 出島の石畳は、いまも港に向かって少しだけ傾いているような気がするんですよね。
- 長与町 大村湾の光が、丘の斜面をすこしだけ明るくする朝に、ミカンの木がある。
- 波佐見町 棚田の畦道を歩きながら、ふと足元の土が、あの白い器とつながっていることに気づくんですよね。
- 東彼杵町 千綿駅のホームに立つと、すぐそこに大村湾の水面があって、ちょっとびっくりするんですよね。
- 平戸市 赤煉瓦の田平天主堂の壁に手を触れると、石と煉瓦のひんやりした感触が、ここがずっとまえから「外」と「内」の境界だったことを思い出させてくれるんですよね。
- 松浦市 松浦魚市場の朝は、アジとサバが甲板からセリ台へと流れていく音で始まるんですよね。
- 南島原市 棚田の畔に手延そうめんの白さを干す風景が、この半島の南端にはあるんです。