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那須高原ファーマーズマーケット
東京から来た人が、那須で野菜を作っている。 栃木・那須高原。新幹線で東京から約1時間半。ここ数年、移住者が急増している地域だ。 ITエンジニアが作るチーズ。デザイナーが焼くパン…
東京から来た人が、那須で野菜を作っている。
栃木・那須高原。新幹線で東京から約1時間半。ここ数年、移住者が急増している地域だ。
ITエンジニアが作るチーズ。デザイナーが焼くパン。元会社員が育てた野菜。そういう人たちが、週末の市場に出品する。
市場は小さい。でも、背景が深い。生産者と話すと、なぜ那須を選んだのか、今どんな暮らしをしているのかが見えてくる。移住を考えている人にとっては、生きた情報源になる。
これは、農産物の市場であり、ライフスタイルの市場でもある。
那須岳を背景に、新しい農村の形がある。
都市と田舎の境界が、ここでは溶けている。
食材を買いに来ても、いい。
生き方を探しに来ても、いい。
殺生石のあたりでは、地面から白い煙がじわじわと出ていて、ああ、ここは山がまだ生きているんだなあ、と思うんですよね。那須岳を北西に仰ぎながら、中央の扇状地へゆるやかに下っていくこの地形が、那須高原という場所のぐあいをそのまま形にしているような気がします。
別荘文化が長く根づいているぶん、ここには「ひとが一定期間、自分の速度で過ごす」ための受け皿がちゃんとあって、アート・ビオトープ那須の陶芸やガラス工房で手を動かしながら、数日をかけてすこしずつ土地と打ち解けていく、そういうふだんの時間の使い方がとても似合うんです。那須平成の森を散歩して、夕方に北温泉や大丸温泉でゆっくり湯につかる、という一日が、暮らすように滞在する人にはとてもしっくりくるんじゃないかと思います。
一方で、奥州街道の宿場だった芦野宿の石畳や、1267年に開かれた専称寺の静けさ、那須与一ゆかりの那須温泉神社と、歴史の層がちゃんと足元に残っているのがいいんですよね。那須のすいとんという土地の食と、九尾の狐伝説や御神火祭のような祭事が、観光地の顔とは別に、この町のもうひとつの素の表情をつくっています。
栃木県那須町に泊まる
この地に重なるもの
- 三森家住宅(栃木県那須郡那須町)
- 三森家住宅(栃木県那須郡那須町)
- 日光
- 西那須野温泉
- 那須湯本温泉
- 三斗小屋温泉
- 八幡温泉
- 北温泉
- 大丸温泉
- 那須岳
- 黒田原
- 豊原
- 高久