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琉球ガラス・吹きガラス体験
琉球ガラスは、廃ビンから生まれた。 戦後の沖縄。米軍の空き瓶が大量にあった。ガラス職人たちがそれを溶かして、吹いて、形にした。それが琉球ガラスの始まりだ。 廃材から生まれた美し…
琉球ガラスは、廃ビンから生まれた。
戦後の沖縄。米軍の空き瓶が大量にあった。ガラス職人たちがそれを溶かして、吹いて、形にした。それが琉球ガラスの始まりだ。
廃材から生まれた美しさ。その歴史が、今の琉球ガラスの色に残っている。
気泡が入る。色のゆらぎがある。均一ではない。でも、その不均一さが美しい。混ざり合ったガラスが、予期しない色を作る。
吹きガラスの体験は、息を使う。鉄パイプの先に溶けたガラスをつけ、息を吹き込む。ふくらんでいく。形になっていく。
一回の息で、ガラスが変わる。
そのダイレクトな感覚は、他の手仕事にはない。
廃ビンが、沖縄の工芸になった。
その逆転の物語を知ってから、体験してほしい。
糸満漁港の朝、水揚げされたばかりの魚が並ぶイマイユ市場は、那覇空港から車で35分とは思えないくらい、ふだんの生活の速さで動いているんですよね。サバニで南洋へ出た海人たちの末裔が今も漁をして、その魚が市場を通って、すぐそこの糸満市公設市場の店先に並ぶ、という流れがちゃんと残っている。
沖縄本島の南西端、琉球石灰岩の台地が海へ落ちるあたりに、具志川城跡がひっそり立っていて、12世紀から15世紀のグスクが断崖の上にあるのに、観光地然としていないのがいいんです。ひめゆり平和祈念資料館や沖縄県平和祈念資料館のある土地でもあって、沖縄戦の終戦地という事実が、暮らしの地面のすぐ下にある。
琉球ガラス村でガラスが吹かれるのを眺めたあと、道の駅いとまんで美らキャロットを買って帰るような、ゆるやかな一日の組み立てができる。那覇に近いのに、まだ漁業と農業と歴史が混在しているこの南部の感じ、すこしふしぎでいいなあ、と思うんです。
沖縄県糸満市に泊まる