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野沢温泉・道祖神祭り
1月15日の夜、木が燃える。 長野・野沢温泉。冬の温泉地として知られるスキーの村。その村で、毎年1月15日、道祖神祭りが行われる。 巨大なやぐらが組まれる。25歳と42歳の厄年…
1月15日の夜、木が燃える。
長野・野沢温泉。冬の温泉地として知られるスキーの村。その村で、毎年1月15日、道祖神祭りが行われる。
巨大なやぐらが組まれる。25歳と42歳の厄年の男たちがやぐらを守る。見物人が松明を持って近づく。最後に火がつけられる。やぐらが燃える。
雪の夜に、炎が上がる。
その対比が、祭りの核心だ。
野沢温泉は、温泉だけでなく、この祭りのために冬に来る人たちがいる。
1月15日は、小正月。日本の伝統的な正月行事だ。その日に、この村では火が上がる。
雪と炎と、温泉の湯気。
日本の冬がここに凝縮されている。
祭りの後は、すぐ湯に入れる。
毛無山の斜面を湯気がのぼっていく、そのぐあいを見ていると、ここがずっと昔から湯治の場だったことが、からだでわかる気がするんです。13軒の共同浴場をめぐる外湯巡りは、宿に帰る前にちょっと立ち寄るというより、それ自体がふだんの暮らしのリズムになっていて、長く滞在するほど、そのリズムに自分がなじんでいくのがわかります。
健命寺の境内に野沢菜の発祥があるという話は、この村の食と信仰がひとつながりになっていることを教えてくれて、道の駅野沢温泉の直売所で野沢菜漬けを手に取ると、その長い来歴がすこし手に伝わってくるようなんですよね。冬は特別豪雪地帯の雪が深く積もり、野沢温泉スキー場の斜面には、1912年にスキーが伝わって以来の競技の記憶が重なっている。
オーストリアのサンクト・アントンと姉妹都市の関係にあるというのも、この村が外へ開いてきた歴史のあらわれで、日本スキー博物館にはその積み重ねがきちんと収められています。1月15日の道祖神祭り、9月の湯沢神社灯篭祭りと、季節ごとに村の時間が動く。PC を広げる場所としても、雪の斜面を滑る場所としても、温泉の湯につかる場所としても、この村はそれぞれの使い方をそっと受け入れてくれるんです。
長野県野沢温泉村に泊まる
この地に重なるもの
- 上信越高原
- 野沢温泉
- 上高地温泉