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この場所の物語
飯田線の車窓から見える天竜川の深い谷が、泰阜村への入口なんですよね。唐笠駅や田本駅のような、ホームに降りると山と川しかない駅が、村のあちこちにあって、列車を待つあいだの静けさが、ふだんの暮らしとはちょっとちがう感触をくれるんです。
1935年に完成した泰阜ダムは、中部電力の水力発電施設として今も動いていて、渓谷の地形がそのまま村の産業になっているというのが、なんだかいいなあと思うんです。天竜川に沿って積み重なった歴史——室町の知久氏の領地だったことも、武田信玄の時代のことも——が、渓谷の石のように、すこし重なって残っている村です。
唐笠港からは天竜ライン下りの舟が出ていて、川の上から見ると、岸の集落がまた別の顔を見せてくれるんです。天竜奥三河の自然公園に含まれるこの地形は、歩いても、乗っても、眺めても、それぞれにちがう手触りがあって、何度来ても発見がある、そういう場所なんですよね。
長野県泰阜村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 諏訪社
- 諏訪社
- 天竜奥三河
- 温田
- 唐笠
- 門島
- 田本
文化財
自然公園
駅