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この場所の物語
代掻きの雪形が山肌に馬の姿を描く頃、白馬村の春はそうやって始まるんですよね。後立山連峰と小谷山地に挟まれた南北に細長い盆地を、姫川がゆっくりと貫いていて、そのぐあいが村全体の骨格を決めている気がします。
八方尾根スキー場のゲレンデも、白馬鑓温泉へ続く登山道も、どちらも同じ山の懐から出発しているんです。標高2,100メートルの高所にある白馬鑓温泉のことを想像するだけで、ここに暮らすということが、ふだんの生活の中に山がどれだけ深く入り込んでいるかを、すこし実感できる気がします。PCを開く机の向こうに、あの稜線が見えているわけですから。
青鬼の棚田と重要伝統的建造物群保存地区は、スキーリゾートとはまた別の白馬村の顔で、糸魚川街道(塩の道)の記憶が土地の底に静かに残っているんですよ。5月の塩の道祭りは、その記憶をもう一度歩いてみる行事で、山を越えて物が運ばれていた時代のことを、足の裏で確かめるみたいでいいなあと思います。1998年の長野オリンピックで世界に知られた村が、こんなふうに古い道筋も手放さずにいるのが、白馬村のおもしろいところなんです。
長野県白馬村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 白馬村青鬼
- 神明社
- 神明社
- 中部山岳
- 白馬岳
- 鑓ヶ岳
- 杓子岳
- 白馬
- 神城
- 信濃森上
- 南神城
- 飯森
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