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この場所の物語
笠島の路地に入ると、塀と塀のあいだの幅がふっと狭くなって、江戸の頃の歩幅のまま歩いている気がしてくるんです。本島という名前のとおり、塩飽諸島のまんなかにあるこの島は、かつて塩飽水軍の本拠で、塩飽勤番所には四人の年寄が政務をとった部屋が今も残っているんですよね。古い町並みを抜けると正覚院や東光寺といったお寺が点在していて、ふだんの信仰の気配がそのまま続いている感じがします。
まち並保存センター(真木邸)のあたりで腰をおろして、しばらく路地の音を聞いているだけで、半日があっという間に過ぎていく。本島泊海水浴場の水のきれいさや、文久2年築の千歳座が芝居小屋のかたちのままそこにあること。そういうひとつひとつが、短い旅でも、長くいてもうれしいんだなあ、と思わせてくれます。
丸亀からフェリーで渡るだけなのに、瀬戸内海の真ん中にすこし時間の質がちがう島がある。本荘八幡宮の鳥居や象岩のような名前を地図でたどりながら、コミュニティバスで島をひとまわりしてみる。そういう日の過ごし方が、ふつうにできる場所なんです。
本島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 象岩
- 本荘八幡宮鳥居
- 瀬戸内海
- 本島
文化財
自然公園
離島