image · island × stay (proxy)
この場所の物語
突堤の先に黄色い水玉のカボチャが立っていて、その向こうに瀬戸内の海がただ静かに広がっているんですよね。直島は、かつて三菱の製錬所で銅を吹いていた工業の島が、現代アートの島として読み替えられていった場所で、宮浦港の赤緑の灯台をくぐると、その重なりがふだんの風景の中にすっと並んでいるのが分かるんです。
家プロジェクトでは古い民家がそのままアートの器になっていて、護王神社の硝子の階段や、地中美術館の暗がりまで、島ぜんたいが少しずつ繋がっている。集落の路地を歩きながら、ベネッセハウスに泊まって朝の海を眺めるような時間が、ここではふつうに成り立つんですよね。
ハマチや海苔の養殖、SOLASHIOの製塩といった瀬戸内の仕事がいまも続いていて、新春メバル釣り大会のような暮らしの行事もちゃんと残っている。アートだけの島ではなく、働く島であり、釣りをする島であるという、その重なりぐあいが、訪れる人にも、しばらく住んでみたい人にも、たぶん同じくらいおもしろく映るんだなあ、と思うんです。
直島に泊まる