菓子
埼玉県 鴻巣市
いがまんじゅう
さちとあじ · FOOD & DRINK
饅頭に赤飯をまとわせて蒸す。祝いの日に二つの縁起を重ねた形。
この場所の物語
二つの縁起が、一つになって蒸されているんですよね。田舎饅頭のまわりを、赤飯で覆うようにまぶして蒸します。たったそれだけで出来る菓子です。名前は、その姿が栗のいがに見えることから付きました。埼玉県の鴻巣が発祥とされ、加須、羽生、行田へ広がっています。
由来には説がいくつかあります。もち米が高くて、かさを増すために赤飯のなかへ饅頭を入れた、という説。農家の嫁が手間を省こうとして、赤飯と饅頭を一緒にせいろへ入れて蒸したら、くっついてしまった、という説。どちらも、豊かさの話ではありません。
この土地は裏作に小麦を作っていて、朝まんじゅうに昼うどん、という言葉があるほど、粉ものが暮らしに入っています。出るのは春と夏と秋の祭り、それに祝い事の縁起物としてです。赤飯も饅頭も、どちらも祝いのものなんですよね。手間を省いた結果が、いちばん改まった日の菓子になっています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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