一次産業/産地の仕事
埼玉県 小川町・東秩父村
小川町・東秩父 細川紙の里
Ogawa and Higashi-Chichibu Papermaking Villages
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
楮を漉く手漉き和紙の工房と体験施設があり、紙漉きの道具や川辺の作業を見られる。
この場所の物語
紙を漉く音と水の音が、聞いていてもほとんど区別のつかない場所。小川町と東秩父村では楮を原料にした手漉きの和紙が続いていて、工房と体験の施設がいくつかあり、道具の並びを見られます。楮を煮て皮を剥いで水に晒し、簀桁で汲み上げていくというこの順序は、工程表というより川辺で実際に起きている並びなんですよ。
水が冷たいほど、繊維がよく締まることになっています。だからいちばん手のかかる仕事が、いちばん寒い季節に来るんですよね。東武東上線で池袋まで70分ほどの位置にあり、有機農業の受け皿があるので、別の理由で来た人も混じっています。
体験の施設で1枚漉いてみると、そのことが手に伝わるんですよ。簀桁を揺らす速さと止める間合いが紙の厚みを決めていて、それが頭より先に手のほうへ伝わってくるのが面白いところです。手漉きの紙は機械にできないことをしているのではなく、水と時間の使い方のほうがまるで違っているのだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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