産地の仕事/観光・宿
埼玉県 秩父市番場町
秩父銘仙と番場通り
Chichibu Meisen and Bamba Street
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
経糸に型染めをして織る銘仙の館があり、通りには昭和期の看板建築と洋品店が残る。
この場所の物語
模様は経糸のほうに型で先に染めてあって、その糸をほぐしながら織っていくんですよ。秩父銘仙はそうやって織る織物なので、模様の輪郭のほうが少しにじみます。そのにじみこそが銘仙の特徴になっていて、織り上がってみるまで正確な出方が分かりません。
番場通りには銘仙を扱う館があり、その通り沿いには昭和期の看板建築と洋品店がいまも残っています。銘仙は普段着として大量に作られた織物なので、産地に残る建物のほうにも、その時代の商いの規模が出ているんですよね。西武線で池袋へ直通することができ、秩父市の市街には病院と店が揃っていて、山と川がどちらも近い場所です。
先に染めてから織る布は、失敗をあとから直せません。経糸の位置がほんの少しずれるだけで模様が動いてしまうので、織る人の手加減のほうが、その模様の出来ばえをそのまま左右することになります。そのずれのほうを味として受け取ったところに、銘仙という商品が成り立ちました。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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