祭事
埼玉県秩父市番場町1-3(秩父神社)
秩父夜祭
Chichibu Night Festival
祭事 · Festival
師走の夜空に、花火が上がる。
秩父夜祭。京都の祇園祭、飛騨の高山祭とならぶ、日本三大曳山祭のひとつ。
高さ7メートル、重さ十数トン。提灯をまとった笠鉾と屋台が、坂を引き上げられていく。
起源は18世紀。秩父神社の例祭として、絹の市とともに育った。秩父銘仙で栄えた町が、一年の終わりに神へ捧げる祭りである。
クライマックスは12月3日の夜。「団子坂」という急な坂道を、男たちが声をそろえて屋台を曳き上げる。その頭上で、冬の澄んだ空に、数千発の花火が割れる。
寒い。だからこそ、火の色が冴える。
動く陽明門、と人は呼ぶ。彫刻も、金具も、惜しみなく。
ユネスコ無形文化遺産。