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この場所の物語
多久聖廟の朱塗りの柱は、1708年に建てられたまま、いまも静かにそこに立っているんですよね。孔子を祀るこの廟が、江戸時代からずっとこの盆地の学問の中心だったというのは、町を歩くとなんとなくわかる気がして、人々の話し方や、物の置き方に、すこし落ち着いた気配があるんです。
東原庠舎の跡地は、いまは研修宿泊施設として使われていて、泊まりながら本を読んだり、仕事を持ち込んだりするのが、この土地にはよく似合う気がします。天山に囲まれた盆地の静けさのなかで、ヒノヒカリの炊きたてのご飯と、銘酒東鶴を手元に置いて、ふだんとすこし違う時間を過ごせるんですよ。
多久みかんや女山大根を直売所「たくさん館」で手に取ると、この土地が農業の盆地でもあることを思い出します。春季聖廟釈菜や多久山笠のような行事が今も続いているのを知ると、訪日客にとっては、孔子の教えが日本の地方の祭りと結びついている、ちょっとふしぎでいいなあという発見になるはずです。
佐賀県多久市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 多久聖廟
- 多久聖廟
- 川打家住宅(佐賀県多久市西多久町)
- 中多久
- 多久
- 東多久
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