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この場所の物語
西崎の灯台に立つと、その先にはもう陸がない、という感じがするんですよね。台湾のほうへ向かって東シナ海と太平洋がひらけていて、与那国馬がそのへんをのんびり歩いていたりする。
崎元酒造所の『与那国』や、国泉泡盛の『どなん』を手に入れて、久部良漁港を眺めながら飲む夕方というのが、ここのふだんの時間のひとつなんだと思います。石垣島からのフェリーで着いた人も、与那国空港に降り立った人も、島に入った瞬間から、ちょっとちがう空気に気づくはずで、それは距離の感覚がここだけ別の目盛りになっているからかもしれない。
サンニヌ台の断崖に立神岩が並んでいる光景は、どこかで見たことがある気がしながら、どこでも見たことがない、というふしぎな感じがあって、いいんですよね。豊年祭の綱引き神事が旧暦で続いている十山神社も、泡盛の製造所も、ここでは暮らしの道具として今もちゃんと動いている。長くいれば島の時間の刻み方がわかってくるし、短い滞在でも、この場所が日本語圏のいちばん端っこにある、という実感だけは、はっきり持ち帰ることができると思います。
沖縄県与那国町に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- ティンダバナ
- 久部良バリ及び久部良フリシ
- サンニヌ台
- 宇良部岳
- 与那国空港
- 久部良
文化財
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