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この場所の物語
出雲往来の宿場として栄えた勝間田の駅舎が、2021年に新しくなったんです。美作七宿の面影をかたちにした、その駅舎を眺めていると、江戸の旅人と自分が、おなじ道の上に立っている気がしてくる。
丘陵の畑では黒大豆が育ち、ノースヴィレッジの直売所には梨や桃も並ぶ。旧出雲街道勝間田宿の古い町並みをすこし歩いて、買ってきた豆を台所で煮るような、そういうふだんの時間が、ここにはちゃんとある。大正製薬や東和薬品の工場もこの町にあって、山里の静けさと現代の産業とが、おだやかに隣り合っているんですよね。
坂田金時終焉の地として知られ、縄文時代草創期の人類の痕跡も残るこの土地は、歴史の層がずいぶん厚い。栗柄神社に手を合わせながら、あ、ここはずっと昔から人が暮らしてきた場所なんだなあ、とじんわり感じる。そのじんわりが、いいんですよ。
岡山県勝央町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 勝間田
- 西勝間田
駅