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この場所の物語
畳表を織る手の感触と、物流トラックの振動が、同じ平らな土地にある、というのがいいんですよね。早島町は、古代に海だった干拓地の上に、いまの暮らしが重なってできた町で、その地面のぐあいが、どこかおっとりしていて、でも動きがある。
早島駅には快速マリンライナーが停まって、岡山へも倉敷へも、ちょっとしたすき間時間で出られるんです。そのわりに、駅前はにぎやかすぎず、自分のリズムで一日を組み立てやすい。いかしの舎で伝統工芸の息づかいに触れたあと、スーパーで米を買って帰る、そういうふだんの一日がちゃんと成立する町なんですよ。
鶴崎神社の境内に立つと、丘陵地のすこし高い空気と、あたりの平坦な田んぼの広がりが、いっぺんに見えて、ここが海だったころのことをぼんやり想像してしまう。戸川家記念館の記憶と、岡山県総合流通センターの現在が、同じ地名の中に並んでいる、そのふしぎでいいなあ、という感じが、早島町の手触りかもしれないです。
岡山県早島町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 早島
- 久々原
駅