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この場所の物語
石灰岩の台地の下に、いくつもの鍾乳洞が口を開けている、というのがこの土地のふだんの地面なんですよね。新見市は、中国山地と吉備高原が重なる山間地で、地面の素材そのものがちょっとふしぎな場所です。井倉峡のV字谷を歩くと、川と岩と緑がひとつの塊になっていて、地形がそのまま暮らしの輪郭になっているのがわかります。
千屋牛やイノシシを使ったボタン鍋が食卓にのぼる土地で、たたら製鉄の遺跡が三室川ダムのほとりに保存されている、というのがこの場所の時間の重ね方なんだなあ、と思います。伯備線・芸備線・姫新線の三路線が交わる新見の駅は、山の中にしては交通の結節点で、PCひとつ持って拠点を移しながら暮らす人にも、乗り換えの選択肢がある、というのはすこし心強いんですよ。
三尾寺の木造千手観音坐像や、船川八幡宮の御神幸武器行列など、信仰の形がいまも日常の隣にあって、新見美術館がその静かな積み重ねをそっと受け止めている。草間の間歇冷泉のように、地面から何かが湧き出してくる場所で、ふだんの散歩の先に国重文があったり、湿生植物群落があったりする、そういう密度の土地です。
岡山県新見市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- トラフダケ自生地
- 羅生門
- 草間の間歇冷泉
- 鯉ヶ窪湿生植物群落
- 花見山
- 新見
- 石蟹
- 井倉
- 刑部
- 野馳
- 丹治部
- 備中神代
- 市岡
- 新郷
- 矢神
- 足立
- 岩山
- 坂根
- 布原
- 備中神代
- 新見
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