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この場所の物語
彌彦神社の石畳を歩くと、参拝者の足音と、門前に並ぶ旅館の湯気がいっしょくたになって、ふだんの時間とすこし違うぐあいになるんですよね。弥彦温泉のアルカリ性単純温泉は、旅館が18軒ほど肩を寄せ合うかたちで神社のそばに広がっていて、一日の終わりに湯へ向かうという動線が、自然にできあがっている。
弥彦山へはロープウェイで登れるし、登山道を自分の足で歩くこともできて、どちらを選んでも山頂からの眺めは佐渡弥彦米山国定公園の稜線が続くんです。弥彦競輪場という、村が運営する競技場があることも、この土地のおもしろいところで、弥彦灯篭まつりや弥彦菊まつりといった祭事と、競輪のGI開催が同じ村に同居しているというのは、なかなかほかでは見られない。
弥彦駅はJR弥彦線の終点で、観光拠点のAMANEが併設されていて、燕三条駅からの乗り換えで来られる。玉兎やパンダ焼きといった土産物を手に取りながら、「ここは信仰の町だったのか、温泉地だったのか、それとも競輪の村だったのか」と、すこし考えてしまうんです。どれも正解で、それがこの村のふつうの顔なんだなあ、と思う。
新潟県弥彦村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 弥彦神社境内末社十柱神社社殿
- 佐渡弥彦米山
- 弥彦
- 矢作
文化財
自然公園
駅