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この場所の物語
コシヒカリと砂丘桃が、同じ村でとれるんですよね。それだけで、この土地の地力みたいなものが、すこし伝わってくる気がするんです。
刈羽村は、越後線の刈羽駅をひとつ持ち、柏崎市に囲まれるようにして広がる、静かなベッドタウンです。ぴあパークとおりんぼには温浴施設や宿泊交流センターもあって、村の中でふだんの暮らしがひとまとまりになっている、そういうぐあいが、なんだかいいんですよね。
赤田城址遊歩道を歩くと、戦国期の山城の輪郭が、木々のあいだにひっそり残っていて、玉泉寺の三十三年ごとのご開帳の話と重なって、この村が長い時間を静かに抱えてきた場所だとわかります。越後三十三観音の札所が村内にふたつあることも、巡礼の道がここを通っていたことを教えてくれて、ふしぎでいいなあと思うんです。
桃の花見フェスティバルの季節には、農業の村としての顔がいちばんはっきり出てくるし、北陸自動車道の刈羽パーキングエリアで少し休んでいく人には、コシヒカリや越後姫がそのまま土産になる。原子力発電所の立地で財政が安定しているぶん、村の施設や道路がきちんと整っていて、暮らしの土台がしっかりしているのも、長くいるほどじわじわ感じることだと思います。
新潟県刈羽村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 刈羽
- 荒浜
駅