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ぎおん柏崎まつり海の大花火大会
海から、空へ。 日本海をのぞむ柏崎の、夏の祭り。越後三大花火のひとつ。海岸線そのものが、観覧席になる。 海中空スターマイン。波打ちぎわで開く花火が、水面をなめるように広がる。尺…
海から、空へ。
日本海をのぞむ柏崎の、夏の祭り。越後三大花火のひとつ。海岸線そのものが、観覧席になる。
海中空スターマイン。波打ちぎわで開く花火が、水面をなめるように広がる。尺玉百連発。海の上に、光がつらなる。
潮の香り。波の音。そこに、火薬のにおいがまざる。山の花火とも、川の花火ともちがう。
ひらいては消える光を、海がしずかに受けとめる。
石地や荒浜の漁港から水揚げされたものが、ふだんの食卓に並ぶ町というのは、けっこう少なくなってきたんですよね。刈羽平野の稲作と、日本海の漁と、黒姫山のふもとで育つ黒姫人参や新道いも、そういうものが日常の買い物の棚に並んでいる、そのぐあいがいいなあと思うんです。
木村茶道美術館では、展示してある茶道具を実際に手に取って、お茶をいただけるんです。美術館なのに、ガラスケース越しじゃない、というのが、この町の距離感をよく表しているような気がして。赤坂山公園のあたりに、博物館も美術館も松雲山荘もまとまって立地しているので、散歩しながらすこしずつ寄っていく、そういうふだんの時間の使いかたができる場所なんです。
えんま市や綾子舞のような、江戸時代から続く行事が今もきちんと生きていて、2007年の震災をくぐり抜けながらも、祭礼の暦は止まらなかった。そのことを知ると、町の骨格のようなものが、すこしだけ見えてくる気がするんですよね。日本海沿いで豪雪地帯でもある、その重さと豊かさが、ひとつの土地にちゃんと同居しているんです。
新潟県柏崎市に泊まる