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燕三条・金属加工体験
ものづくりの、まちへ。 燕三条。金属加工の世界的な産地。あなたの台所のカトラリーも、ここで生まれたものかもしれない。 鎚で、金属をたたく。スプーンに、模様をきざむ。職人の道具を…
ものづくりの、まちへ。
燕三条。金属加工の世界的な産地。あなたの台所のカトラリーも、ここで生まれたものかもしれない。
鎚で、金属をたたく。スプーンに、模様をきざむ。職人の道具を、自分で握ってみる。
手にずしりとくる、金属の重み。たたくほどに、つよく、美しくなる。
世界が認める日本の技。それは、この小さな町の工房から、生まれている。
スプーンやフォークが、ここで生まれているんですよね。越後平野のまんなかで、17世紀の鍛冶職人の仕事が金属洋食器へと姿を変えて、いまも工場の灯りが田んぼのそばに並んでいる、そういう町なんです。
燕市産業史料館に入ると、カトラリーができるまでの細かな工程が手に取るようにわかって、ものをつくるという行為の重さを、すこし静かに受け取れます。体験工房館では自分で磨いてみることもできるので、旅の途中に立ち寄っても、ふだんの暮らしに持ち帰れるものがある。
大河津可動堰のそばを歩くと、信濃川がこの平野をどれだけ長いあいだ養ってきたか、なんとなくわかる気がします。農地が市域の半分以上を占めているこの場所で、田んぼと工場が隣り合っているのは、ちっとも矛盾じゃなくて、むしろそれが燕のふつうの景色なんだなあ、と思います。
らーめん潤の燕背脂ラーメンを一杯すすって、公楽園のレトロな自販機を見て、また工場の音が遠くに聞こえる夕方を歩く、そういうひと日が、ここではちゃんと組み立てられるんです。
新潟県燕市に泊まる