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奈良県山添村

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奈良県 / 山添村
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この場所の物語

大和茶の茶畑が、山の稜線に沿って段々と続いているんですよね。奈良県の北東、三重との県境に寄り添うようにある山添村は、村域の大半が山林で、冷涼な空気が一年を通してここに住んでいる感じがします。鍋倉渓の巨石のあいだから湧き出る水も、毛原廃寺跡の礎石も、なんというか、人の手と自然がゆっくり混ざり合ってきた時間の積み重ねが、足の裏から伝わってくるんです。

神野山のふもとに立つ神野寺は、奈良時代に行基が開いたとされていて、飛鳥時代の銅造菩薩半跏像を今も大切にしているんですよ。旧春日小学校の講堂をそのまま使った山添村歴史民俗資料館も、建物ごと記憶を保管しているみたいで、すこし、うれしくなります。名阪国道のインターチェンジが村内にいくつかあって、天理方面にも三重方面にも動きやすいのに、村の中に入るとしんとした農の風景が広がっている、そのぐあいがいいんです。

大和茶と、赤い皮が目を引く片平あかねというかぶ、そういう固有の産物を育てながら、有機農業にも取り組んでいる村で、自分の暮らしを組み立て直したいと思っている人には、ちょっとだけ刺さる場所だと思います。

奈良県山添村に泊まる

この場所の中身

この地に重なるもの

文化財 2
  • 毛原廃寺跡 史跡
  • 天神社本殿 重要文化財(建造物)
文化財