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奈良県の他の市区町村
この場所の物語
土佐街道の石畳を歩いていると、軒先に並ぶ雛飾りと、どこかの家から漂う薬草のにおいが、ふしぎに混じり合うんですよね。この町が古くから医薬品をつくってきた場所だということは、リバテープや青ぐすりという名前を見ると、なるほどそうかと、すこし実感がわいてくる。
高取城跡は、山の上にあって、石垣がいまも残っているんです。歩いて登るには時間がかかるけれど、その道すがら、与楽古墳群や市尾墓山古墳のそばを通ると、古代の人たちがここに暮らしていたことが、足の裏から伝わってくるような気がします。束明神古墳の八角形という、ちょっとめずらしい形も、この土地の歴史の重なりを、そっと教えてくれる。
壺阪山駅の前にある夢創館を起点にして、南法華寺(壷阪寺)まで足をのばすと、西国の巡礼者たちが長いあいだ歩いてきた道の続きに、自分も立っているんだなあ、と思う。ふだんの暮らしの中に、信仰と薬と古代の記憶がごく自然に混在しているのが、高取町という場所のおもしろいところで、何日かいると、その層の厚さがじわじわと伝わってくるんです。
奈良県高取町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 与楽古墳群 与楽鑵子塚古墳 与楽カンジョ古墳 寺崎白壁塚古墳
- 市尾墓山古墳・宮塚古墳
- 高取城跡
- 南法華寺礼堂
- 南法華寺三重塔
- 壺阪山
- 市尾
文化財
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