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奈良県曽爾村

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奈良県 / 曽爾村
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この場所の物語

屏風岩の岩壁が、集落の端にただそびえている。そういう村なんですよね、曽爾というのは。青蓮寺川が刻んだ谷底に家々が並んで、見上げれば柱状節理の岩肌、というふだんの景色の中で、ほうれん草を育て、漆の木を育て直そうとしている人たちがいる。

曽爾高原のススキは、秋になると穂が風にゆれて、それを見に来た人が「ここに来てよかった」と思うんでしょうけど、ここで暮らすということは、その高原の下で、伊勢本街道が通っていた土地の記憶と一緒に日々を送るということで、そのぐあいがちょっとおもしろいんですよね。奥香落温泉はいまは廃業してしまっているけれど、ナトリウム炭酸水素塩泉がこの谷にあったという事実は、なんとなく土地の底の豊かさを感じさせる。

門僕神社で続く曽爾の獅子舞は、古事記に「蘇邇」と記されるほど古い地名を持つ村が、いまも祭礼を手放していないということで、それはとても静かな、しかしたしかなことなんだなあと思います。倶留尊山を歩いて、獅子舞の話を聞いて、漆の産地復活の話を知ると、この村のことがすこし、立体的に見えてくる。

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この場所の中身

この地に重なるもの

文化財 2
  • 伊勢本街道 史跡
  • 屏風岩、兜岩および鎧岩 天然記念物
自然公園 1
  • 室生赤目青山 国定公園
温泉 1
  • 奥香落温泉 TIER2
1
  • 倶留尊山
文化財 自然公園 温泉