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飛鳥・藤原宮跡 菜の花
1300年前の都の跡に、菜の花が咲く。 奈良・藤原宮跡。694年に造られた日本初の本格的な都、藤原京。わずか16年で廃都になったその場所に、今は礎石だけが残っている。 春になる…
1300年前の都の跡に、菜の花が咲く。
奈良・藤原宮跡。694年に造られた日本初の本格的な都、藤原京。わずか16年で廃都になったその場所に、今は礎石だけが残っている。
春になると、その跡地が黄色に染まる。菜の花が、一面に咲く。
フェンスがない。入場料がない。
ただ、そこにある。
観光地の整備された美しさとは違う。もっと素朴な、もっと大きい美しさだ。
礎石の間を歩きながら、かつてここに都があったことを想像する。16年しか続かなかった都。でも今、菜の花の中に立つと、時間の感覚がおかしくなる。
奈良は、ここだけではない。
飛鳥という選択。その正しさを、春の藤原宮跡が教えてくれる。
奈良盆地の南に、ほぼ平らな地面がひろがって、そのなかにぽつり、ぽつりと山が立っているんですよね。畝傍山、天香久山、耳成山、大和三山と呼ばれる三つの丘が、どれもこんもりと、ふだんの町の中に溶け込んでいる。遠くから眺めても、近くを歩いても、なんだかずっとそこにいてくれる感じがして、いいんです。
今井町に入ると、戦国時代の寺内町の骨格がそのまま残っていて、重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた木造の町並みが、ふつうに暮らしの中に続いているんです。お寺の礎石が野原に並ぶ本薬師寺跡や、持統天皇が遷都した藤原宮跡も、柵の向こうではなく、すぐそこに広がっていて、散歩のついでに飛鳥時代の空気を吸ってしまう、そういうぐあいの土地なんですよね。
橿原考古学研究所附属博物館で旧石器から室町時代の出土品をじっくり見て、新沢千塚古墳群からローマンガラスが出たという話を頭に入れて、またあの平らな道を歩くと、足の下がどんな層になっているか、すこし気になってくる。おふさ観音のイングリッシュローズを眺めながら、ここが神武天皇即位の地とされる場所だということを、ぼんやり思い出したりする。神話と発掘品と、ふだんの暮らしが、ごく自然に並んでいる。それがこの町の手触りだと思うんです。
奈良県橿原市に泊まる
この地に重なるもの
- 本薬師寺跡
- 藤原宮跡
- 橿原市今井町
- 丸山古墳
- 新沢千塚古墳群
- 植山古墳
- 菖蒲池古墳
- 藤原京跡 朱雀大路跡 左京七条一・二坊跡 右京七条一坊跡
- 大和三山 香具山 畝傍山 耳成山
- 人麿神社本殿
- 瑞花院本堂
- 正蓮寺大日堂
- 久米寺多宝塔
- 今西家住宅(奈良県橿原市今井町)
- 称念寺本堂
- 上田家住宅(奈良県橿原市今井町)
- 旧米谷家住宅(奈良県橿原市今井町)
- 森村家住宅(奈良県橿原市新賀町)
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- 森村家住宅(奈良県橿原市新賀町)
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- 豊田家住宅(奈良県橿原市今井町)
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- 音村家住宅(奈良県橿原市今井町)
- 中橋家住宅(奈良県橿原市今井町)
- 河合家住宅(奈良県橿原市今井町)
- 河合家住宅(奈良県橿原市今井町)
- 旧米谷家住宅(奈良県橿原市今井町)
- 旧織田屋形
- 旧織田屋形
- 橿原神宮本殿
- 高木家住宅(奈良県橿原市今井町)
- 畝傍山
- 天香久山
- 耳成山
- 大和八木
- 橿原神宮前
- 八木西口
- 真菅
- 新ノ口
- 耳成
- 畝傍御陵前
- 坊城
- 橿原神宮西口
- 岡寺
- 金橋
- 畝傍
- 香久山
- 大和八木
- 橿原神宮前
- 橿原神宮前