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この場所の物語
志津川漁港の朝、水揚げされたギンザケやホヤが並ぶ光景は、この土地が海とともに生きていることを、ただ静かに示しているんですよね。リアス式の入り江が幾重にも折り重なる地形は、波を受け止めながらも、牡蠣やワカメの養殖を育ててきた。森林率が高い丘陵の奥には、樹齢800年の太郎坊杉が立つ荒澤神社があって、海と山がほんとうに近いんだなあと、歩くたびに気づかされます。
椿島の暖地性植物群落や、歌津館崎の魚竜化石産地など、ここには地球のずっと長い時間が、ふだんの散歩コースのそばに残っているんです。その一方で、1896年の明治三陸大津波から2011年の東日本大震災まで、くり返し津波の記憶を刻んできた土地でもある。だから、ここで暮らすということは、自然の大きさと毎日つきあうことで、それが南三陸の暮らしの手触りそのものになっているんだと思います。
南三陸温泉でひと息ついて、志津川魚市場で水産物を手に取って、田束山の頂から360度のパノラマを眺める。そういうふだんの動きが、長く滞在するほどに、この土地の奥行きをすこしずつ教えてくれるんですよ。
宮城県南三陸町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 椿島暖地性植物群落
- 歌津館崎の魚竜化石産地及び魚竜化石
- 南三陸金華山
- 南三陸温泉
- 志津川
- 波伝谷
- 伊里前
- 名足
- 寄木
- 寺浜
- 折立
- 水戸辺
- 津ノ宮
- 清水
- 港
- 滝浜(戸倉)
- 田浦
- 石浜(歌津)
- 稲淵
- 細浦
- 荒砥
- 韮浜
- 館浜
- 馬場(歌津)
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