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塩竈みなと祭
神様が、船に乗る。海を、渡る。 宮城・塩竈の夏。鹽竈神社の二基の神輿が、華やかな御座船「鳳凰丸」「龍鳳丸」に載せられる。百隻もの供奉船を従えて、松島湾を巡る。 日本三大船祭りのひと…
神様が、船に乗る。海を、渡る。
宮城・塩竈の夏。鹽竈神社の二基の神輿が、華やかな御座船「鳳凰丸」「龍鳳丸」に載せられる。百隻もの供奉船を従えて、松島湾を巡る。
日本三大船祭りのひとつ。
まず、二〇二段の石段を、重い神輿が担ぎ下ろされる。陸の祭りが、そのまま海へ続いていく。
起源は戦後、1948年。戦災からの復興と、漁業・製塩の繁栄を願って始まった。古い神事に、新しい時代の祈りが重なっている。
日本三景・松島。その島々を背景に、神を載せた船団が、青い海を進む。
この町の祈りは、陸の上ではない。海の上にある。
波に乗って、神が町を見回す。
宮城を代表する夏祭り。
港の朝、水産物仲卸市場に並ぶ生マグロの赤が、まだ眠そうな照明の下でひときわ鮮やかなんですよね。塩竈はそういう町で、海の仕事が一日の始まりを決めていて、その流れに乗るようにして暮らしが動いていくんです。
鹽竈神社の石段をのぼると、港町の屋根がずっと下に見えて、ここが陸奥の総鎮守として長いあいだ人々に頼りにされてきた場所なんだ、とすこし実感できます。境内には塩竈桜の天然記念物があって、信仰と植物と海の風が、ごく自然にひとつの場所に同居しているんですよ。
志ほがまを売る梅花堂は江戸時代中期から続いていて、和菓子ひとつに製塩の歴史がひそんでいるのがおもしろい。浦霞や於茂多加 男山といった地酒も、水産業と並んでこの土地の産業を支えてきたもので、日々の買い物や食卓がそのまま地域の歴史に触れる入り口になっているんです。塩竃市杉村惇美術館に足を運ぶと、港町の風景や鮮魚を描いた洋画が再現アトリエとともに展示されていて、この町で見て食べてきたものが絵の中にそのまま並んでいる、そんなうれしい感覚があります。
宮城県塩竈市に泊まる
この地に重なるもの
- 松島
- おくのほそ道の風景地 草加松原 ガンマンガ淵(慈雲寺境内) 八幡宮(那須神社境内) 殺生石 遊行柳(清水流るゝの柳) 黒塚の岩屋 武隈の松 つゝじが岡及び天神の御社 木の下及び薬師堂 壺碑(つぼの石ぶみ) 興井 末の松山 籬が島 金鶏山 高館 さくら山 本合海 三崎(大師崎) 象潟及び汐越 親しらず 有磯海 那谷寺境内(奇石) 道明が淵(山中の温泉) 湯尾峠 けいの明神(氣比神宮境内) 大垣船町川湊
- 鹽竈神社の鹽竈ザクラ
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- 桂島
- 寒風沢
- 野野島