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この場所の物語
稲穂と湯けむりが、おなじ土地から立ち上がっているんですよね。江合川の流れに沿って広がる大崎平野では、ササニシキやひとめぼれが育ち、その水脈はそのまま奥羽山脈のふもとへと続いて、鳴子温泉郷の湯になる。穀倉地帯と温泉郷が、一本の川でつながっているような、そういう土地なんです。
鳴子温泉郷には、硫黄泉や重曹泉など、泉質のちがう湯が郷内にいくつも湧いていて、中山平温泉のいわゆる「うなぎ湯」は、肌にまとわりつくようなアルカリの感触が個性的です。東鳴子温泉は荒雄川のほとりの湯治場で、モール泉の湯が複数湧いていて、湯めぐりを何日かかけてやる、という過ごし方がとても自然に似合う場所です。陸羽東線の駅が点々とあるので、車がなくても湯から湯へと移れるのが、いいんですよね。
有備館は、伊達政宗が整備した学問所で、その庭園とともに今も残っています。青塚古墳、木戸瓦窯跡、名生館官衙遺跡と、3万年前の定住の痕跡から中世の城下町まで、歴史の層が幾重にも重なっていて、散歩のついでに古代に出会う、みたいなことが普通に起きる土地です。一ノ蔵酒造の酒と岩出山凍り豆腐が食卓にあれば、ここでのふだんの暮らしの輪郭が、すこし見えてくる気がします。
宮城県大崎市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 鬼首の雌釜および雄釜間歇温泉
- 中沢目貝塚
- 名生館官衙遺跡
- 大吉山瓦窯跡
- 宮沢遺跡
- 山畑横穴群
- 旧有備館および庭園
- 木戸瓦窯跡
- 陸奥上街道
- 祗劫寺のコウヤマキ
- 栗駒
- 中山平温泉
- 川渡かわたび温泉
- 東鳴子温泉
- 鳴子温泉
- 二口温泉
- 定義じょうげ温泉
- 荒雄岳
- 古川
- 古川
- 鹿島台
- 松山町
- 鳴子温泉
- 鳴子御殿湯
- 上野目
- 中山平温泉
- 塚目
- 岩出山
- 川渡温泉
- 有備館
- 東大崎
- 池月
- 田尻
- 西古川
- 西大崎
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