image · world × heritage × balanced (proxy)
三重県の他の市区町村
この場所の物語
雨が多い、というより、雨が土台になっている町なんです。熊野灘から吹き上げる湿気と、背後の山系がぶつかって、尾鷲にはそれだけの水が落ちてくる。その雨が尾鷲ヒノキを育て、リアス式の入り江を磨いてきた。尾鷲わっぱの木肌を指でなぞると、その長い時間が少し伝わってくる気がします。
三木浦や古江といった漁港が、それぞれの湾にひっそり収まっているのもいいんですよね。ケンケンのカツオや梶賀のあぶりは、港ごとに手仕事の流儀があって、どこかで買ったものとは少し違う顔をしている。尾鷲ヤーヤ祭りや九木神社例大祭のような祭事が、今もちゃんと生きているのも、この土地が外に向かって開くよりも、内側に根を張って来た証拠なのかもしれません。
九木神社は、九鬼湾に突き出した岬の上に鎮座していて、3.5ヘクタールの樹叢がそのまま国の天然記念物になっている。スダジイの密生した森の中を歩くと、林業と信仰と海とが、この町ではずっと一本の糸でつながっていたんだなあと、じんわり気づかされます。JR尾鷲駅から荷物を下ろして、しばらくここで暮らしてみると、その糸の手触りがだんだんわかってくるんだと思います。
三重県尾鷲市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 紀伊山地の霊場と参詣道
- 九木神社樹叢
- 須賀利大池及び小池
- 吉野熊野
- 高峰山
- 尾鷲
- 三木里
- 賀田
- 九鬼
- 大曽根浦
- 三木浦
- 古江
- 大曽根浦
- 曽根
- 梶賀
- 行野浦
文化財
自然公園
山
駅
漁港・港