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三重県の他の市区町村
この場所の物語
養殖いかだが浮かぶ五ヶ所湾の水面は、朝のひかりをゆっくり受け取って、真珠やハマチやアオサノリをそだてているんですよね。リアス式海岸の入り組んだ地形は平地をほとんど持たず、山と海がほぼ直接、顔を合わせているぐあいで、その密度がこの町のふだんの景色をつくっている。
伊勢まぐろや魚そうめんを買いに漁港へ行くと、奈屋浦や宿田曽といった港の名前が、土地の記憶の重さをすこし感じさせてくれます。愛洲氏ゆかりの五ヶ所城跡や、1928年に国の天然記念物に指定された鬼ヶ城暖地性シダ群落が、観光地然とせずに丘のうえや斜面にただそこにある、というのがいいんですよ。
五ヶ所湾を望む庭園のある伊勢現代美術館は2025年に閉館を予定していて、その事実がなんとなく、この土地の今のぐあいを正直に伝えている気がします。国道260号が湾岸沿いを縫うように走るだけで、暮らしは南伊勢町営バスと自分の足に頼ることになる。それをすこし不便と感じるか、ちょうどいいと感じるかで、この場所との付き合いかたが決まってくるんだと思います。
三重県南伊勢町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 細谷暖地性シダ群落
- 鬼ヶ城暖地性シダ群落
- 伊勢志摩
- 奈屋浦
- 宿田曽
- 慥柄
- 贄浦
- 方座浦
- 礫浦
- 迫間浦
文化財
自然公園
漁港・港