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この場所の物語
富岡港から積み出される天草陶石は、磁器の原料として江戸時代からずっとこの海を渡ってきたんですよね。白くて細かな石が、遠くの窯場でやきものになる。苓北町という土地は、そういう「何かをつくるための素」を静かに供給してきた場所なんです。
富岡城跡に立つと、天草灘と千々石灘がふたつ、ゆったり見渡せて、ここが島の政治と経済の中心だったことが、なんとなく体でわかる気がします。富岡吉利支丹供養碑も、歴史の重なりを無言で伝えていて、ふだんの散歩道にそういうものがある暮らしは、すこし、ちがう密度を持っているんだなあと思います。
巴崎にはハマジンチョウが群生していて、陸繋島という地形のおもしろさも、歩いてみてはじめてわかる。妙見の滝もあって、海と滝と城跡と石の産業が、ひとつの小さな半島にぎゅっと詰まっている。訪れた人は「こんな場所があったのか」と、地図を見直したくなるんじゃないかと思います。
熊本県苓北町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 富岡吉利支丹供養碑
- 雲仙天草
- 富岡
- 坂瀬川
- 志岐
- 西川内
- 都呂々
文化財
自然公園
漁港・港