image · pastoral × balanced (proxy)
熊本県の他の市区町村
この場所の物語
九州山地の峰々に囲まれた谷の奥に、面積のほとんどを山林が占める村がある。五木村は、川辺川ダムの水没予定地として移転を経験した土地で、その記憶をヒストリアテラス五木谷という交流館に静かに収めている。移ることを知りながら、それでも暮らしを手放さなかった人たちの、しなやかな強さがこの村の地面にある。
道の駅子守唄の里五木には、山うに豆腐や地蜂の蜂蜜、なた豆茶といった手仕事の産物が並んでいて、買いながら、ここで暮らすことの具体的な輪郭が見えてくる。手づくり工房「どんぐり」のくねぶケーキや燻製を手に取ると、林業と農業と手工芸が混ざり合ったこの村の日常が、てのひらの上にのってくる感じがする。標高1000mのキャンプ場で朝を迎えたり、渓流ヴィラITSUKIでボルダリングの壁に向き合ったり、ふだんの時間の使い方がここでは少しだけ変わる。
「五木の子守唄」が生まれた土地だと知ると、谷を渡る風の音にも、すこしちがう耳が育つ。訪れた人が持ち帰るのは、絶景の写真よりも、そういう聴き方のほうかもしれない。
熊本県五木村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 九州中央山地
自然公園