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熊本・南小国町 黒川温泉滞在
日本でいちばん予約が取れない温泉地に、長く滞在する。 熊本・南小国町。阿蘇の山の中、黒川温泉がある。小さな旅館が谷間に集まる、静かな温泉郷だ。 黒川温泉は、日本で最も人気のある…
日本でいちばん予約が取れない温泉地に、長く滞在する。
熊本・南小国町。阿蘇の山の中、黒川温泉がある。小さな旅館が谷間に集まる、静かな温泉郷だ。
黒川温泉は、日本で最も人気のある温泉地のひとつ。でも宿の数が少ないため、予約が取りにくい。
1泊ではなく、数泊する。それが、黒川の正しい体験だ。
朝と夜で、湯の色が変わる。天気で、景色が変わる。川のそばの露天風呂は、雨の日がいちばん良い、という人がいる。
長く滞在すると、黒川が生活になる。
観光ではなく、そこにいることになる。
周辺には農業・林業の体験プログラムもある。温泉と農村と、阿蘇の自然が揃っている。
ゆっくりする場所を探している人へ。
黒川は、その答えになれる。
杖立川の両岸に、旅館が肩を寄せ合うようにして建っている。その狭い谷間の町並みを歩くと、石畳の背戸屋に湯けむりが漂っていて、約1800年の歴史があるというのに、ふだんの暮らしがそこに続いているのがわかるんです。共同浴場が5つあって、湯巡り手帳を手に持ちながら、自分のペースで湯を渡っていく。そういうゆるやかな過ごし方が、この土地にはよく似合うんですよね。
涌蓋山の東麓に目を向けると、わいた温泉郷のなかに守護陣温泉のような一軒宿が渓流沿いにひっそりとあって、貸切風呂だけで成り立っているんです。PCを持ち込んで数日ここに滞在する、という暮らし方を想像してみると、なんだかちょうどいい距離感がある場所だなあと思います。
下の城のイチョウは、「チコブサン」と呼ばれて母乳祈願の信仰を集めてきた樹齢1000年以上の木で、国の天然記念物にも指定されています。阿蘇の文化的景観のなかに、温泉と信仰と草原が静かに重なっている。こいのぼり祭りや杖立温泉祭という行事も、暮らしの側からこの土地を読み解くときの、いい手がかりになるんです。
熊本県小国町に泊まる
この地に重なるもの
- 阿蘇の文化的景観 涌蓋山麓の草原景観
- 下の城のイチョウ
- 阿弥陀スギ
- 阿蘇くじゅう
- 耶馬日田英彦山
- 地獄谷温泉
- 奴留湯ぬるゆ温泉
- 守護陣温泉
- 山川温泉
- 岳の湯温泉
- 杖立温泉