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高知県越知町

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高知県 / 越知町
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この場所の物語

仁淀川と坂折川と柳瀬川の、三つの流れが合わさる場所があるんですよね。越知町はそのあたりに、ふだんの暮らしがしずかに積み重なっている町で、川沿いを歩いていると、水の気配がずっとそばにあるんです。

横倉山県立自然公園には、植物学者の牧野富太郎が足を運んだ道があって、シルル紀の化石が地面の下にそっと眠っている。そういう、気の遠くなるような時間の層の上に、いまのひとたちの暮らしが乗っているというのが、なんだかいいなあと思うんです。国道33号が町の中心を通っているから、高知の街へ出ることも、そう難しくはない。

宮の前公園のコスモスまつりや、桐見川七夕まつり、横畠お茶摘み、によどかあにばると、季節のたびに何かが開かれていて、町がすこし、表情を変えるんです。安徳天皇の伝説が山のほうにひっそり残っていて、訪れたひとがその話を知ると、この土地の奥行きがもう一段、深くなる。安徳水という名前も、そういう記憶からきているんですよね。

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