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この場所の物語
志布志港から荷が動く音と、夏井漁港でトラガニやはもが水揚げされる気配が、この町のふだんをつくっているんですよね。海商の港として栄えた「志布志千軒」の記憶は、今も港湾の動きにひそかに重なっていて、そこに暮らすと、生活の底に海の律動がある、というのがじわじわとわかってくるんです。
志布志駅はJR日南線の終着駅で、ここに着くと「端っこに来た」という感触があるんですが、それが案外、すこし落ち着く。駅前からゆっくり歩けば、芋焼酎の千亀女や白若潮を醸す蔵の空気が混じっていて、自炊しながら長くいたいなあ、と思わせる土地のぐあいがある。
安楽山宮神社の大クスは、国が天然記念物に指定した樹齢千年の木で、そばに立つと自分の時間の感覚がすこしずれるんです。続日本100名城の志布志城跡や、1340年創建の大慈寺など、中世からの層が重なっているのに、港には今日もフェリーが出入りしている。その新旧のまじりかたが、志布志のふしぎでいいなあ、というところだと思います。
鹿児島県志布志市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 枇榔島亜熱帯性植物群落
- 志布志城跡
- 志布志麓庭園 天水氏庭園 平山氏庭園 福山氏庭園
- 志布志の大クス
- 志布志市夏井海岸の火砕流堆積物
- 清水氏庭園
- 鳥濱氏庭園
- 日南海岸
- 大隅夏井
- 志布志
- 夏井
文化財
自然公園
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