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種子島鉄砲まつり
日本に、鉄砲が来た島。 鹿児島・種子島。本州最南端のはるか南、東シナ海に浮かぶ島。 1543年、ここに一隻のポルトガル船が漂着した。乗っていた者が持っていたのが、火縄銃。日本人が、…
日本に、鉄砲が来た島。
鹿児島・種子島。本州最南端のはるか南、東シナ海に浮かぶ島。
1543年、ここに一隻のポルトガル船が漂着した。乗っていた者が持っていたのが、火縄銃。日本人が、初めて見る武器だった。
島の領主・種子島時尭は、これを大金で買い取った。そして、刀鍛冶に複製を命じた。日本の鉄砲づくりは、この島から始まった。
夏祭りでは、その歴史を再現する。火縄銃の演武。轟音と硝煙。時代行列が、伝来の場面を演じる。
ひとつの島の出来事が、やがて日本の戦のかたちを変えた。
なぜ、こんな小さな島で。歴史は、ときに辺境から動く。
海の向こうから来たものが、この国を変えた。
種子島の夏を代表する祭り。
種子鋏の刃先みたいに、この島の輪郭はきっぱりしているんですよね。西は東シナ海、東は太平洋、北は大隅海峡と、三方を別々の海に囲まれた細長い土地の北端に、西之表の街はある。
城下町だったころの筋道が、西町・東町の商店街のかたちにすこし残っていて、サンシードやコスモタウンといった買い物の場もちゃんと揃っている。離島といっても、ふだんの買い物や用事をこなすのに、あちこち遠回りしなくていいのがいいんです。熊毛地区の行政と経済の拠点として、島の暮らしを支える機能がここに集まっているから。
天女ヶ倉から見下ろすと、漁港が点在する海岸線の向こうに、鹿児島市まで続く海の広さが実感できる。種子島茶を一杯いれて、種子島焼の器をてのひらに感じながら、その広さをぼんやり眺める時間は、この島でしか持てない時間だと思うんです。種子島鉄砲まつりの日には、城下町の記憶がふいに地表に出てくるような、すこしおもしろい感じになる。
鹿児島県西之表市に泊まる
この地に重なるもの
- 天女ヶ倉
- 浦田
- 住吉
- 庄司浦
- 沖ヶ浜田
- 能野
- 葉山
- 高坊