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この場所の物語
黒之瀬戸大橋を渡ると、橋のたもとにある道の駅黒之瀬戸だんだん市場から、もうすでに海の匂いがするんですよね。北西は東シナ海、南東は八代海、四方を海に囲まれた長島町は、本島と諸浦島、伊唐島、獅子島などの島々が寄り集まってできていて、リアス式海岸の入り組んだ地形が、幣串や茅屋といった漁港をいくつもそっと抱いています。
養殖ブリと島みかんが、この土地のふだんの暮らしの軸になっているんだなあ、と感じます。日本マンダリンセンターのオレンジドーム状の屋根を見ると、ウンシュウミカンの発祥地としての長い歴史が、博物館という形でちゃんと今に続いているのがわかります。道の駅長島の物産館で芋焼酎「島美人」の瓶を手に取ると、みかんとさつまいもと海とが、この島の土台なんだなあ、とすこし実感できるんです。
行人岳の見晴らし台に上ると、島々と海の重なりがひと目に入ってきます。長崎鼻灯台は1897年に初めて灯をともした灯台で、東シナ海に向かって今もそこに立っています。天長フェリーや三和商船の航路が天草市とつながっていて、橋と船という二つの動線が、離島的な暮らしをすこしずつ陸とつないでいるんです。長期で滞在しながらPCを開いていても、散歩に出れば漁港の朝の空気があって、そういうぐあいの毎日が、ここにはちゃんとあります。
鹿児島県長島町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 雲仙天草
- 幣串
- 茅屋
- 薄井
- 三船
- 伊唐北
- 大島
- 汐見
- 観音
自然公園
漁港・港