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知覧・ひな祭り
武家屋敷の部屋に、ひな人形が飾られる。 鹿児島・知覧。薩摩藩の武家屋敷群が今も残る街。庭が美しく、石垣が続く。 3月の近くになると、その武家屋敷の中に、ひな人形が並ぶ。江戸時代…
武家屋敷の部屋に、ひな人形が飾られる。
鹿児島・知覧。薩摩藩の武家屋敷群が今も残る街。庭が美しく、石垣が続く。
3月の近くになると、その武家屋敷の中に、ひな人形が並ぶ。江戸時代から伝わる古いものも、現代のものも、各家の伝統のものも。
武者の家の、女の祭り。
そのコントラストが、面白い。
知覧は特攻平和会館がある場所としても知られる。戦争の歴史の重さと、ひな祭りの華やかさが同じ街にある。
それは矛盾しているようで、していない。
人の暮らしには、悲しみも、祝いも、両方ある。
薩摩の「小京都」に、春が来る。
武家屋敷の部屋に、ひな人形の赤が灯る。
茶畑のあいだを車で走ると、緑の列がずっと続いていて、それが知覧茶の産地なんだと気づいたとき、なんだかふだんの暮らしの奥行きみたいなものを感じるんですよね。薩摩半島の南のほうに位置するこの土地は、鹿児島市から南薩縦貫道を使えばそう遠くなくて、でも着いてみると、時間のつかい方がすこし変わってくる気がします。
知覧武家屋敷通りを歩くと、江戸時代からの屋敷構えがそのまま残っていて、石垣と生垣のあいだをのんびり歩くだけで、半日がするっと過ぎていくんです。知覧特攻平和会館には、太平洋戦争末期の陸軍特攻に関する資料が展示されていて、ここに来ると、旅のさなかにちょっと立ち止まって、静かに考える時間ができる、そういう場所なんですよ。
釜蓋願掛けで知られる射楯兵主神社や、樹齢1200年の楠が境内に立つ飯倉神社など、神社や磨崖仏がいくつもあって、散歩のついでに寄れる場所がそこここにあるのもいいなあと思います。茶を育てる土と、深い歴史が重なり合っているこの場所は、ひとつの目的だけで来るのがもったいないくらい、いろんな顔を持っているんです。
鹿児島県南九州市に泊まる
この地に重なるもの
- 南九州市知覧
- 知覧城跡
- 知覧麓庭園
- 霧島屋久
- 熊ヶ岳
- 御領
- 松ヶ浦
- 水成川
- 石垣
- 薩摩塩屋
- 西頴娃
- 頴娃
- 頴娃大川
- 頴娃