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この場所の物語
帆引き船をかたどった神立駅の駅舎を見上げると、この土地が湖とともに生きてきたことが、すっとわかるんですよね。霞ヶ浦の岸に沿って歩けば、志戸崎や牛渡の漁港から水産加工の匂いがただよって、ワカサギや川エビが日々の食卓にのぼる暮らしの気配を感じます。
かすみがうら市は、農の土地でもあって、レンコンや梨、ブルーベリーといった実りが、ふだんの買い物の中にさりげなく並んでいます。千代田ショッピングモールのような生活拠点もそろっていて、東京から常磐線でつながりながら、自炊のしやすい暮らしが組み立てられそうなんです。
北へ目を向けると、筑波連山の低山がなだらかに連なり、青木葉峠には金命水・銀命水と呼ばれる名水が湧いています。歩崎公園から湖面を眺めていると、帆引き船が水の上をゆっくり動いて、それが今も観賞できるというのが、ふしぎでいいなあと思います。かすみがうら市歴史博物館や富士見塚古墳公園など、土地の記憶をたどる場所もちゃんとあって、散歩のついでに立ち寄れる深さがあるんです。
茨城県かすみがうら市に泊まる
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