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この場所の物語
鹿島灘の風が吹き抜ける平らな土地に、鉄鋼と石油化学のコンビナートがどっしりと立ち並んでいるんですよね。その巨大な施設の輪郭が、夕方の空に黒くくっきりと浮かぶ、あのぐあいは、ちょっとほかでは見られない景色だと思うんです。
波崎漁港では、イワシがどっさりと陸に揚がってくる毎日があって、産業の転換がどれだけ大きくても、海と漁の暮らしはちゃんと続いているんだなあ、とわかります。ピーマンの畑もこの地に根を張っていて、工場の煙突と畑の緑が、同じ風景の中に並んでいるのが、神栖のふだんの表情なんです。
かみす舞っちゃげ祭りの日には神栖中央公園に人が集まって、重化学工業の町というイメージとは少しちがう、やわらかな時間が流れるんですよ。水郷筑波の自然公園が近くにあることも、この土地を生活の場として選ぶときの、すこしうれしい発見になると思います。「陸の孤島」と呼ばれていた場所が、鹿島港を核に大きく変わった歴史を、地形と施設がそのまま体で教えてくれる、そういう土地なんですよね。
茨城県神栖市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 山本家住宅(茨城県鹿島郡神栖町)
- 水郷筑波
- 波崎
- 太田
文化財
自然公園
漁港・港