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この場所の物語
霞ヶ浦と北浦と常陸利根川、三つの水に囲まれた土地というのは、ふだんの暮らしのなかに水面がいつもある、ということなんですよね。田んぼと水路が入り組んだ低地に立つと、江戸の水運がそのまま地形として残っているような、そういうぐあいがある。
水郷潮来あやめ園は、六月になると圧倒的な株数の花菖蒲が咲き揃い、水郷潮来あやめまつりとして町全体が動き出す。潮来駅には臨時特急が停まるようになって、東京からも高速バスで一時間ちょっとで着いてしまうんです。遠いようで、すこし近い。
長勝寺の銅鐘は国の重要文化財で、一三三〇年に作られたものが今もそこにある、というのは、静かにすごいことだなあと思う。大生神社の樹叢は県の天然記念物で、本殿は一五九〇年の造営。歴史の密度が、観光の看板よりずっと深いところにあるんです。
道の駅いたこで地元の米や農産物を買って、潮来ボートコースの水面を眺めながら過ごす午後は、どこか自分のペースに戻れるような、そんなふつうの時間がある土地だと思う。
茨城県潮来市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 水郷筑波
- 潮来
- 延方
自然公園
駅