image · pastoral × balanced (proxy)
北海道の他の市区町村
この場所の物語
林野が町の大部分を占めるこの土地では、うらほろ森林公園の木々がふだんの散歩道になっていて、空と地面のあいだに静けさがちゃんと残っているんです。浦幌川の流れに沿って南へ下ると、厚内漁港のそばでサケやホッキが水揚げされる光景に出くわすことがあって、太平洋がすぐそこにある、という実感がふいにやってくる。
豊北原生花園では、太平洋沿岸の草花がひっそりと咲いていて、昆布刈石展望台からの眺めとあわせると、この町が海と丘陵のあいだに静かに挟まれていることがよくわかるんですよね。バレイショやテンサイを育てる畑、牛のいる牧草地、そして林業の気配——どれも主張が強くなくて、ふだんの暮らしがそのままそこにある感じがします。
浦幌町立博物館には十勝太遺跡群の出土物が収められていて、アイヌ語に由来する地名がいまも地図に残るこの土地の来歴を、すこし丁寧に追いかけることができます。留真温泉に立ち寄って、そういう時間をゆっくり消化するのが、この町の一日の締め方として、なんだかちょうどいいなあと思うんです。
北海道浦幌町に泊まる