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この場所の物語
牧草地の向こうに白と赤の鳥が立っている、という光景が、ここではふつうの朝なんですよね。鶴見台のあたりでタンチョウを見ていると、観察しているのか、されているのか、すこしわからなくなってくる。釧路湿原の木道をゆっくり歩いて、温根内ビジターセンターに戻ってきたとき、自分の体がすこし、ちがうぐあいになっている気がする。
鶴居チーズや丹頂大根が村のふだんの食卓にある、というのがいいんですよ。酪農と農業が暮らしの背骨にあって、クラフトビールまで生まれているのは、この土地の自然と営みがちゃんとつながっている証拠だと思う。子育て世代の移住が増えているのも、そういうつながりの手ごたえを、みんなどこかで求めているからじゃないかなあ。
山﨑山林の森を歩いたり、鶴居伊藤サンクチュアリでタンチョウの保護の歴史に触れたりしていると、この村が長い時間をかけて、自然と折り合いをつけながらきた場所だとわかってくる。釧路空港からそう遠くないのに、ここに来るとふだんの速さがすっと落ちて、一日がゆったりと手のひらに収まる感じがするんですよ。
北海道鶴居村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 釧路湿原
- 釧路湿原
- 阿寒
文化財
自然公園