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北海道の他の市区町村
この場所の物語
防潮堤が、まるで城壁のように町を囲んでいるんですよね。幾度も津波を受けてきたこの土地が、自分を守るために積み上げてきたものが、そのままかたちになっている。浜中町の海辺に立つと、その壁の向こうに太平洋があることを、ちょっと不思議な気持ちで思うんです。
霧多布湿原のそばで、タンチョウが降りてくるのを霧多布湿原センターの窓から眺める午前中というのは、ふだんの暮らしにはなかなか用意されていないぐあいの静けさで、PCを開いたまま、つい手が止まるんですよ。霧多布温泉ゆうゆのお湯は町民の保養と防災避難を兼ねた場所で、そういう重なりかたが、この土地らしいなあと思います。
奔幌戸や散布の漁港で水揚げされる天然昆布やホッキ貝、そして北部の酪農から生まれる生乳がハーゲンダッツやカルピスの原料になっているというのは、訪れた人がはじめて知って、すこし驚く話なんです。夏は海霧が立ちこめて気温が上がらない、その涼しさのなかで、この土地の産業がひっそりと世界とつながっている。湯沸岬灯台の光が夜の太平洋へ向かって伸びていくのを想像すると、辺境という言葉が、ちょっとちがって聞こえてくるんですよね。
北海道浜中町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 霧多布泥炭形成植物群落
- 姉別
- 浜中
- 茶内
- 奔幌戸
- 散布
- 榊町
- 琵琶瀬
文化財
駅
漁港・港