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旭川・農業者直売所あさっぱ
北海道の農家が、直接持ってくる。 北海道・旭川。大雪山の麓、日本最大級の農業地帯のど真ん中にある街。 あさっぱは、その農家たちの直売所だ。十勝と上川の農家が、収穫した翌朝に持ち…
北海道の農家が、直接持ってくる。
北海道・旭川。大雪山の麓、日本最大級の農業地帯のど真ん中にある街。
あさっぱは、その農家たちの直売所だ。十勝と上川の農家が、収穫した翌朝に持ち込む。じゃがいも、とうもろこし、トマト、チーズ。前日に土から出てきたものが、ここに並ぶ。
スーパーの北海道産とは、全然違う。
当たり前だ。距離が違うから。
旭川は北海道観光のハブだ。旭山動物園、美瑛、富良野への玄関口。でも旭川そのものを目的にする旅行者は少ない。
あさっぱを知れば、旭川に泊まる理由ができる。
早起きして、農家の顔を見ながら野菜を買う。
それが、北海道の食の正しい体験だ。
旭川家具の木の手ざわりと、旭川ラーメンのスープの湯気が、この盆地の日常をかたちづくっている、そんな街なんですよね。大雪山連峰の伏流水が産業と食をそっと支えていて、木工の美学とデザインへの眼差しが、ふだんの暮らしの中にちゃんと根を張っているんです。
長くここに居ると、旭川駅を起点にJRと道路の路線がいくつも交差している地の利が、じわじわと頼もしく感じられてくる。旭川空港もあるから、どこかへ出かけて戻ってくる、という生活のリズムが作りやすいんです。
旭山動物園や三浦綾子記念文学館、絵本作家あべ弘士が主宰するギャラリープルプルなど、文化の受け皿がいくつもそろっているのも、この街のいいところで、アイヌ語の地名チュプペツに由来する歴史の層と、国際家具デザインフェア旭川のような現在進行形の創造性が、同じ場所にごく自然に並んでいる。北海道パウダーベルトの中心に位置するカムイスキーリンクスや、就実の丘の展望スポットまで足を伸ばせば、盆地ならではの寒暖差がつくった地形の豊かさを、体ごと受け取れる。訪れた人が「こんなに奥行きのある街だったのか」と少し驚く、そういう場所だと思うんですよね。
北海道旭川市に泊まる