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この場所の物語
断崖と湾が向き合うようにして、この土地はできているんですよね。内浦湾の水面を、豊浦温泉しおさいの窓ごしに眺めていると、海と山がほんとうに近くにあることが、じわっとわかってくる。
農業と水産業が暮らしの骨格になっていて、イチゴやホタテ、毛ガニといったものが、ふだんの台所に近い場所で動いているんです。いちご豚肉まつりや豊浦漁港豊漁まつりみたいな祭事が、そのまま産業の顔になっているのも、この町のぐあいをよく表している気がする。
室蘭本線の小幌駅は、秘境駅として知られていて、列車でしかたどり着けないその場所に、断崖と海だけがある。有珠山の噴火が刻んだ地形はジオパークとして残り、カムイチャシ史跡公園のような国の名勝も、火山の地面の上にそっと立っている。アイヌ語で「水の場所」を意味する地名を持つこの土地は、水と火と海が、ふだんの暮らしのすぐそこにあるんだなあ、と思う。
北海道豊浦町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 大岸
- 小幌
- 礼文
- 豊浦
- 大岸
駅
漁港・港