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この場所の物語
村の面積のほとんどが山林で、ひらけた場所を見つけるのがむずかしいくらい、四方を山が囲んでいるんですよね。鵡川の最上流に位置するこの土地は、アイヌ語の地名をそのまま受け継いでいて、その名前の古さと、トマム山の稜線の静けさが、どこかひとつながりに感じられます。
星野リゾート トマムと、安藤忠雄が設計した水の教会が、白樺の森のそばに並んで存在している、というのが、この村のおもしろいところで。リゾートの中でPCを開いて仕事をしながら、ふと窓の外に雪や木々を見る、そういうふだんの時間が、ここでは妙にしっくりくるんです。赤岩青巌峡の渓谷まで出かけなくても、日常の動線のすぐそばに、手つかずの自然がある。
道の駅「自然体感しむかっぷ」に立ち寄ると、エゾシカの肉や天然ナメコ、メロンやカボチャといった、この山間の村が育てたものが並んでいて、農業と林業と観光がひとつの棚の上に同居しているのが、なんだかいいなあと思います。村に暮らす人の三人にひとりが外国籍というのも、数字よりも、実際に歩いてみると、ごく自然なこととして肌で感じられます。過疎と国際化が同時に進んだ山村は、どこかへんてこで、だからこそ、ほかの場所では出会えない空気を持っているんです。
北海道占冠村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 日高山脈襟裳
- トマム山
- トマム
- 占冠
自然公園
山
駅