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この場所の物語
土のなかから旧石器時代の道具が出てくる、というのが、この町のいちばん最初の顔なんですよね。美利河ダムの工事で掘り起こされた地層から、ピリカ遺跡の出土品があらわれた。それはいまも、ピリカ旧石器文化館の棚のなかに、ひとつひとつ、ていねいに並んでいる。
後志利別川の流域に沿って、田んぼと畑と山がつながっていて、大豆をつくる農家のふだんの仕事が、ここの暮らしの骨格になっている。かつてはマンガンを掘り、砂金をさらい、キリスト教の開拓団が理想の村をつくろうとした、そういうひとたちの痕跡が、山里のあちこちにそっと残っているんです。
奥美利河温泉は1910年に湯が出た場所で、クアプラザピリカのスキー場やパークゴルフ場と並んで、雪深い冬をやりすごすための場所として、いまも地元の人たちに使われている。PCを開くにも、散歩するにも、ちょっと腹を決めて来る必要がある。でもその分、いる時間がずっしりと自分のものになる、そういうぐあいの町だと思う。
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この場所の中身
この地に重なるもの
- ピリカ遺跡
文化財